トコジラミを持ち帰らない方法は?出先で試したい対策方法
「旅行から帰ってからなんだか身体がかゆい。もしかしてトコジラミ!?」
「せっかく楽しい旅行のはずなんだけど、なんだか身体に違和感が。変な発疹もあるしどうしよう……」
トコジラミ、別名南京虫(ナンキンムシ)と呼ばれる害虫を皆さんはご存知でしょうか。
日本国内においては昭和中期ごろまで猛威を振るっていた衛生害虫ですが、近年は鳴りを潜めていました。
しかし、海外旅行者やインバウンド観光客の増加により再び被害報告件数が増加傾向にあります。
人によっては耐え難いかゆみをもたらすトコジラミ被害。
蚊と違い、全身に赤い発疹が現れるためとても恐怖を覚えるでしょう。
旅行先や山川への行楽などでトコジラミを付着させたまま持って帰ってしまうこともあるため、二次被害を引き起こしてしまうこともあります。
そこで、今回は「出先のトコジラミ」をテーマに、
●トコジラミがよく潜んでいる場所
●トコジラミを持ち帰らない方法
●トコジラミを持ち帰ってしまった時はどうする?
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
トコジラミがよく潜んでいる場所
トコジラミはどのような場所に潜んでいるのでしょうか。
トコジラミは暗く、温度が一定で適度に湿度がある環境を好みます。
具体的には、気温25度、湿度60%以上の環境を最適としており、高気密性で暑い夏や寒い冬でも温度管理の行き届いた現代住宅はトコジラミにとっては格好の環境といえるでしょう。
トコジラミは夜行性のため、日が落ちて暗くなってから活動を開始します。
そのため、日が高い時間帯は人が出入りする住空間付近にじっと潜んでいます。
具体的には、
●カーペットの下
●畳の隙間
●床や壁の継ぎ目
●段ボール箱
●タンス
●冷蔵庫の下や裏
●コンセントの隙間
●ソファーの下
●押し入れ
●ベッドフレームの隙間
●マットレスの繊維の隙間
など、さまざまな場所に潜んでいる可能性があるため、とても厄介な衛生害虫といえるでしょう。
トコジラミを持ち帰らない方法
せっかくの旅行先でトコジラミに遭遇したくないですし、持ち帰りたくないことでしょう。
ここでは、「旅行先でトコジラミを持ち帰らない方法」について紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
トコジラミが潜んでいそうな場所をチェックしよう
簡易宿泊所はもちろん、グレードが高いホテルでもトコジラミ被害は発生してしまうことがあります。
そのため、慢心せずトコジラミが潜んでいそうな箇所をチェックしましょう。
前述した、
●カーペットの下
●畳の隙間
●床や壁の継ぎ目
●段ボール箱
●タンス
●冷蔵庫の下や裏
●コンセントの隙間
●ソファーの下
●押し入れ
●ベッドフレームの隙間
●マットレスの繊維の隙間
トコジラミやトコジラミのフン、抜け殻がないかチェックするようにしてください。
トコジラミやトコジラミの痕跡を見つけた際は、ホテルの従業員へ報告し、部屋を変えてもらうなどの対応を取ってもらいましょう。
電気をつけたまま寝よう
前述したとおり、トコジラミは夜行性のため人が寝静まった頃を見計らって行動を開始します。
しかし、部屋の電気を付けたままにしておけば、明るさを嫌うトコジラミの出現リスクを軽減することが可能です。
トコジラミを持ち帰ってしまった時はどうする?
万が一、トコジラミを持ち帰ってしまった場合、早急に対策を取らなければ自宅内で被害が拡大してしまいかねません。
ここでは、一般の方でも実践可能な対策方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
ただし、トコジラミは一生のうちに、200個から500個の卵を産むため、被害が食い止められない場合は、プロの害虫駆除業者に相談するようにしましょう。
掃除機で吸引しよう
簡単な駆除方法として、掃除機で吸引してしまう方法があります。
吸引し終わった後は、そのままゴミ箱に捨てずにビニール袋などで密閉して捨てる様にしてください。
スチームアイロンで加熱駆除しよう
トコジラミも含めた昆虫は70度以上の温度で死滅します。
そのため、温度調節機能付きのスチームアイロンを使えばトコジラミを駆除することが可能です。