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雪虫が大量発生!自分で駆除・対策する方法まとめ

皆さんは、「雪虫」をご存じでしょうか。

「名前は知っているけど、詳しくは知らない」
という方も多いかもしれません。

雪虫とは、トドノネオオワタムシやヒイラギハマキワタムシといったアブラムシの通称であり、本州エリアの方には馴染みが薄いかもしれませんが、北海道では名前のとおり、秋から冬へと移り変わり、雪の訪れを知らせる風物詩のような馴染み深い虫として知られています。

空を漂う姿はまさに雪を思わせ可憐ささえ感じさせる雪虫ですが、時折大量に発生し、人々を困らせることがあります。

今回は厄介な「雪虫被害」をテーマとして、

●雪虫の特徴
●雪虫が大量発生する原因
●大量発生した雪虫を自分で退治する方法

以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。

雪虫の特徴

雪虫とは、冒頭でお伝えしたとおり北海道地域での俗称であり、他にも「綿虫(ワタムシ)」や「雪蛍(ユキホタル)」、オオワタ、シロコババ、オナツコショロ、しろばんば、ゆきんこ、等々様々通称があります。

これらは全て、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質の分泌腺を持つ種類を指します。

具体的な種類としては、「トドノネオオワタムシ」や「ヒイラギハマキワタムシ」などが代表的といえるでしょう。

大きさはおよそ5ミリほどで、全身が綿のように白くフワフワしたもので包まれています。

この白くフワフワしたものは「蝋物質」というアブラムシが分泌した物質であり、秋になって越冬する前などに、交尾、越冬のために移動するための形態です。

私たち人間が目にするのはこの産卵時の姿なのです。

種類によって異なりますが「トドノネオオワタムシ」は、普段生活をしているトドマツの木から産卵をするためにヤチダモの木に移動飛行することで知られています。

トドマツの木で過ごすのがおよそ6月から10月までであり、それ以降には産卵のためヤチダモの木へと移動飛行するため、北海道の降雪時期と被り雪の訪れを告げる「雪虫」という名前が付けられたのです。

雪虫が大量発生する原因

「雪虫」は時折大量発生してしまい、人々を困らせることがあります。

直近では2019年に北海道の札幌市、函館市、苫小牧市などで大量発生しました。

屋根の上や車上、道路などに積もった「雪虫の死骸」の量は尋常ではなく、およそ3センチもの厚さがあったそうです。

全ての死骸を調査してはいないため、正確な数値ではありませんが、積もった雪虫の死骸の量から推察すると、平年の10万倍ほどの雪虫が発生したと考えられます。

では、なぜ雪虫は大量発生するのでしょうか。

雪虫の大量発生のメカニズムには「夏の高温」が挙げられます。

2019年の北海道では、5月26日に観測史上において初となる「39.5度」を記録しました。
それ以降も秋までの間、道内においては高温の傾向が続き、「雪虫の大量発生」を招いたと考えられています。

大量発生した雪虫を自分で退治する方法

大量発生してしまった雪虫に対してどのような対処方法が効果的なのでしょうか。

根本的な対策として「雪虫を発生させない」という方法は、トドノネオオワタムシ、ヒイラギハマキワタムシの寄生樹となるモクセイやトドマツ科の樹木を家の近くに植えない、もしくは伐採するという防除方法が挙げられますが、この手法は一般の方が行うのは困難を極めるといえるでしょう。

しかし、大量発生した雪虫による被害は地味に厳しいものが多く、目や口に入りこんできたり、衣類や車、建物が雪虫だらけになってしまうため、なんとかしたいと考える方も多いでしょう。

一般の方でも実践可能な対処方法としては、「防虫スプレーや防虫タブレット」のような忌避剤の散布や被害が深刻化する前に「木酢液」を霧吹き器で吹きかける対策方法がオススメです。

被害の発生期間自体は長くないため、上記のような方法でなんとか乗り切りましょう。

どうしても「辛抱たまらない!」という方は、お近くの害虫駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。
 

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