アロマ?ハッカ?ゲジゲジの嫌いな匂いで効果的に対策する方法
「ゲジゲジ」と聞いて皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
細長い身体、たくさん生えた脚、カサカサと素早い動作、気持ち悪い見た目……。
少なくない方があまり良い印象を持っていないのではないでしょうか。
しかし、ゲジゲジは人間からあまり良い印象を持たれていない反面、実は人間に害を与えずむしろ「益虫」としての側面を持つことをご存じでしょうか。
今回は、ゲジゲジのメリットと対策方法について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
ゲジゲジは良いやつ?殺すのをおすすめしない理由
「ゲジゲジは益虫です。良いヤツなんですよ」と言ったところで大多数の方は
「ゲジゲジは良いヤツ? そんな話信じられない、ホント?」と、思われることでしょう。
ここでは、ゲジゲジの優れた側面を紹介しますので、知っている方も知らない方もご覧ください。
ゲジゲジは、日本では「ゲジ」と「オオゲジ」の大きく2種類に分別されます。
大きさは、ゲジで25ミリほど、オオゲジは70ミリほどです。
ゲジゲジは、落ち葉のや石の下、草むらの中など薄暗く湿った環境を好み、基本的に屋外で暮らす昆虫です。
しかし、時として屋内でその姿を見せ、人々を驚かし嫌がられることがあります。
ゲジゲジが益虫といわれる最大の要因は、この屋内での活動に起因します。
それは、人間にとっての強敵ともいえる害虫の「ゴキブリ」を捕食してくれる凄腕の「ゴキブリハンター」としての側面を持つのです。
ゲジゲジのたくさん生えた脚は全部で30本もあり、素早く動くことに適しております。
また、脚を器用に動かすこともできるので、ゴキブリに素早く近づき長い脚で羽交い締めにして捕食することが可能です。
そして、ゲジゲジには「個眼」という小さな目が1,000個ほどついているので、人間では暗くて何も見えないような暗闇でもゴキブリを発見することができます。
ゲジゲジは見た目の君の悪さゆえに害虫として扱われてしまいますが、優秀な益虫なのでできるだけ駆除せずに共存できると良いですね。
ゲジゲジの嫌いな匂いで対策するのがおすすめ
「たとえ、益虫だったとしてもあの外見はホントにムリ!」
どんなに優れた益虫だったとしても、見た目が9割という言葉もあるように一度付いたイメージはぬぐい切ることは難しいでしょう。
そんな、貴方にはゲジゲジが嫌いな香りで対策する方法をお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。
ヒノキの香り
ホームセンターやスーパーなどで購入することができるヒノキの香りを使った忌避剤が、ゲジゲジやムカデに効果があります。
ヒノキチオールという成分がヒノキには含まれており、この成分をゲジゲジは嫌います。
液状タイプやスプレー、シートタイプなどいろいろな種類がありますので、場面に応じて使い分けるようにしましょう。
たとえば、玄関や窓ではスプレーやシートタイプを、倉庫や床下では液状タイプという形で使うと効果的です。
ハッカの香り
ハッカのツンとするあの香りをゲジゲジは嫌います。
ドラッグストアなどでハッカ油を購入することができますが、希釈されていない原液タイプしかない場合は、精製水などで希釈してから使うようにしましょう。
ハッカはもちろんヒノキの香りもしばらく時間が経過すると効力が落ちてくるので、定期的に行うようにしてください。
屋外の場合、雨などで流れてしまうと効力を一気に失ってしまうので雨後には再度行うようにすると効果が持続しやすくなります。
ゲジゲジが気持ち悪くて我慢できない時は業者に相談を
今回、ゲジゲジの益虫としての側面と対策方法について紹介しました。
しかし、
「益虫としてのメリットを差し引いても気持ち悪くて我慢できない」
という方もいるのではないでしょうか。
そうした方には、前述したような対策方法を実践してみてください。
しかし、状況が改善しない場合やそもそもゲジゲジの外見から駆除対策に躊躇してしまうといった場合には、害虫専門の駆除業者に相談してみるのも1つの方策といえるでしょう。
業者に依頼すれば、駆除はもちろんのこと、再発を防ぐための予防対策などもおこなってもらえます。
ゲジゲジに日常生活を脅かされて、自宅なのにリラックスできないというような方は、一度プロの害虫駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。