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チョウバエ駆除には70℃前後の熱湯が効果的!?自分で完全駆除するコツ

チョウバエが発生する原因

チョウバエは、キッチンやお風呂場やトイレ、洗濯室等で目にする場合が多いです。
なぜこういった場所でチョウバエは発生するのでしょうか。

チョウバエの成虫や幼虫が発生してしまう原因は幾つかありますが、まず第一に「水場」であること、そして流れが弱く、ぬめりがあり、腐敗した汚物が蓄積している場所にチョウバエは好んで生息しています。
「日頃から掃除はしているのに…」
という方も多いと思います。

発生箇所のポイントをもう少し詳しく見てみましょう。
主に下記の様な場所が発生しやすいので、参考にしてみてください。

チョウバエの主な発生箇所

  • ・お風呂場の排水溝
  • ・お風呂場のユニットバスの浴槽カバー裏
  • ・お風呂場のバスタブのオーバーフローの穴
  • ・洗面台の排水溝
  • ・洗面台のオーバーフローの穴
  • ・キッチンのシンクの排水溝
  • ・トイレの下水溝
  • ・洗濯機の排水用のドレン

 

こうしたポイントで、チョウバエは発生、繁殖しやすいです。
排水管の口部分が汚れていなくても、奥まった部分に石鹸やシャンプー、食用油カス、腐敗した汚物等が蓄積している場合があります。
こうした場所でチョウバエ発生してしまうのです。

また、ユニットバスの浴槽カバー裏やお風呂場、洗面台のオーバーフローの穴は、普段掃除をしない事が多いので見落とされがちです。
チョウバエの成虫は夜行性なので、昼間に姿が見えなくても用心してください。
夜になると活発に動き回るので、上記ポイントを夜もチェックするようにしましょう。

チョウバエ駆除は熱湯が効果的!

気づいたらあちこちに発生してしまうチョウバエですが、熱湯で駆除することが可能です。
薬剤を使わない駆除方法なので、取り扱いや身体への健康面の心配もしなくて済むので、小さいお子さんやペットがいるご家庭でも簡単に実践可能な方法になります。
ただ、効果的に駆除をするには幾つか注意していただきたいポイントがありますので、下記に纏めますので要チェックしてください。

温度に注意しよう

一重に熱湯と言っても効果的な温度でないと駆除しきれない場合があるのです。
熱湯を使う場合の適した温度としては、約60から70度が一番効果的となります。

なぜなら、チョウバエは卵から成虫まですべての期間を通して体内の構成要素としてタンパク質をもっています。
このタンパク質は凡そ60度前後の温度で凝固する作用を持ち、熱湯をかけられたチョウバエは体内のタンパク質が凝固してしまい、死んでしまうというメカニズムになっております。

注意点としては2つあります。
まず1つが、熱湯を一度かけただけでは60度の温水がチョウバエの身体に浸透しない場合があるので、効果的に駆除する為には、複数回、何日かに渡って熱湯をかけるようにしましょう。
約2週間程継続して確認をし、幼虫成虫の姿を確認出来なくなれば駆除成功といえるでしょう。

もう1つが、熱すぎる熱湯ですと、配管やコーティングにダメージを与えてしまう場合があります。
温度調節が可能なコンロやシャワーであれば問題ないですが、温度管理が出来ないコンロなどでお湯を沸かす場合、沸騰させないように気をつけてください。

熱湯が届きづらい場所への対策

排水溝のような場所であれば熱湯をかけるだけで良いですが、オーバーフローの穴やバスタブの浴槽カバー裏のような熱湯がダイレクトに届きづらい場所の場合、効果的な駆除が難しい恐れがあります。
こうした狭く、届きづらいスペースへの対策としては、ホームセンター等で売っている漏斗を使うと良いでしょう。

やり方はとっても簡単で、熱湯を当てたい場所へ漏斗の先を付け、熱湯を注ぐだけです。
漏斗を使うことによって熱湯が外へ漏れることなく、ダイレクトに被害箇所へ注げるので駆除に効果的です。

自分で駆除しきれない時は業者に相談を

ここまでチョウバエの駆除についてご覧いただきましたが、チョウバエは非常に繁殖力が強く、爪の先程の大きさしか無い体長ですが、1匹で200から300個程とかなりの数の卵を産みます。

孵化後2週間程で産卵出来るほどに成長をするので、産卵から成虫へと進化するまでのサイクルが非常に早いため、産卵に最適な環境があればどんどん数を増やしてしまいます。
その為、幼虫を完全に駆除出来なければ、また被害が再発してしまう恐れがあります。

被害を止めるために、ご自身で何度か駆除に挑戦してみた上でそれでもダメな場合、まずは一度プロの専門業者へご相談してみてはいかがでしょうか。

駆除可能な害虫害獣