換気口のコウモリ対策!自分でできる侵入対策と放置リスクまとめ
「換気口の中から羽音が聞こえる……もしかしてコウモリ!?」
「コウモリが換気口にいるけど、どうやって対策したら良いんだろう……」
手の届かない、目視で確認できないところでコウモリ被害が発生してしまうと困ってしまいますよね。
「そこにコウモリがいるけど!」と思っていても、換気口の中ではなかなか対策を講じるのは難しいでしょう。
しかし、コウモリ被害を放置してしまうとさまざまな悪影響を及ぼす危険性が生じます。
そこで、今回は厄介な「換気口のコウモリ」をテーマに、
●換気口から侵入したコウモリを放置するリスク
●自分でできる換気口のコウモリ対策
●本格的な対策はコウモリ駆除業者に任せよう
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
換気口から侵入したコウモリを放置するリスク
コウモリ被害の中でも、特に注意しなければならないのが、「フン」による被害です。
コウモリは小さな体長に反して多くのエサを捕食します。
そのため、排出されるフンの量も多いのです。
また、コウモリのフンは乾燥気味のため少しの衝撃で砕けてしまう特性を持ちます。
微細になったフンやフンに含まれる病原菌、害虫、換気口から吸排気される空気と共に住空間に拡散されてしまう危険性が生じます。
空気中に漂うフンを誤って吸引してしまうと、喘息や気管支炎、アレルギー疾患などの原因となることもあるので注意しなければなりません。
また、感染リスクは低いですが、下記のような病原菌の媒介者としても知られています。
●アルボウィルス
●エボラ出血熱
●ニパウィルス感染症
●ハンタウィルス感染症
●ヘンドラウィルス感染症
国内においては、これらの菌による被害は今日まで例を見ませんが、いつ何時海外より持ち込まれるか誰にも分からないため、日ごろからのリスク対策が欠かせません。
自分でできる換気口のコウモリ対策
「専門業者に頼む前に自分で出来る限りのことは実践したい!」
コウモリ被害で悩む方の中にはこのように考える方も少なくないでしょう。
ここでは、一般の方でも実践可能な対策方法を紹介しますが、お伝えする前に注意点を紹介します。
それは、「鳥獣保護管理法」です。
鳥獣保護管理法とは、自然界で暮らす野生動物の保護や保全を目的とした法律であり、資格や許可を得ていなければ、捕獲や駆除をすることはできません。
耳慣れない方もいるかもしれませんが、コウモリはこの鳥獣保護管理法によって保護されている生き物になります。
万が一違反してしまうと、「1年以下の懲役または1,000,000円以下の罰金刑」に処せられてしまいかねません。
そのため、今回は鳥獣保護管理法に違反しない形でのコウモリ対策を紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
忌避剤を使おう
コウモリを追い出すための忌避剤はさまざまなタイプのものがあります。
●スプレータイプ
●ジェルタイプ
●固形タイプ
●液体タイプ
これらの忌避剤を被害発生場所の状況に応じて使い分けましょう。
換気口での被害の場合は、ジェルタイプか固形タイプがオススメです。
獣除け線香を使おう
蚊取り線香に似た獣除け線香という製品があります。
その名のとおり、煙の力で害獣を追い払う性能を有しています。
この獣除け線香を換気口内部に設置することで、コウモリを追い払うことが可能です。
煙の特性上、開放的な環境では効力が半減してしまいますので、注意しなければなりません。
侵入経路を塞ごう
コウモリを無事追い払うことに成功したら、侵入経路を塞ぎましょう。
侵入経路が開いたままでは、しばらくすると再びコウモリが舞い戻ってきてしまいかねません。
そのような事態に陥る前に、「どこからコウモリが侵入しているのか」を特定して、スチールネットなどで塞ぐようにしましょう。
本格的な対策はコウモリ駆除業者に任せよう
ここまでお伝えしたようなコウモリ対策を実施したうえで、「被害が収まらない」「しばらくしたらまたコウモリがやってきてしまう」というような事態に陥っている方は、プロの害獣駆除業者に相談することをオススメします。
前述したとおり、コウモリは「鳥獣保護管理法」の保護下におかれている生き物です。
そのため、資格や許可を得ることができない一般の方が実施できる対策方法は限られてしまいます。
また、侵入経路を特定し完全に塞がなければ、被害の再発は免れません。
資格や許可を得ているプロの害獣駆除業者ならば、
●コウモリの排除
●侵入経路の特定・対策
●滅菌・清掃
●部材の補修
●駆除後の予防
など、さまざまな面でコウモリ被害で悩む方にとって安心安全な対応を実施してくれることでしょう。
中長期的に「換気口のコウモリ被害」でお困りの方は、一度プロの害獣駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。