どこからくる?冬眠しないゴキブリが潜んでいる場所・対策まとめ
ゴキブリは冬眠しない
毎年毎年、冬は寒くて嫌になりますよね。
ベッドから出るのも一苦労なんて方も多いと思います。
冬になるとゴキブリの姿をめっきり見なくなりますよね。
夏場には、街中や家の中など、あちらこちらで嫌というほど見かけたというのに……なんて感じる方もいるかも知れません。
では、ゴキブリ達はどこにいってしまったのでしょうか。
冬眠したのでしょうか? それとも、寒さに耐えきれず、冬を越さないまま凍え死んでしまったのでしょうか。
ゴキブリはなぜ冬眠しない?
結論から言うと、ゴキブリは冬眠をしません。
基本的に寒さに弱い昆虫達は、冬の間に取れる行動は限られています。
●暖かい場所を探し、移動する
●寒さを我慢して越冬する
●寒さに耐えきれずその一生を終える
以上のように、大きくこの3つに分類されます。
地球上でもっとも古くから姿を殆ど変えず存在するゴキブリは、生命力が高いだけでなく賢い昆虫なので、寒い冬の間でも「暖かい場所を探し、移動する」事が出来ます。
暖かく過ごしやすい安住の地を見つけたゴキブリは、雪解けの春まで冬眠することなく越冬するのです。
ゴキブリは冬場どこにいる?
暖かい場所でゴキブリは越冬するとお伝えしましたが、どのような場所に隠れているのでしょうか。
ゴキブリが活発に活動する暖かい時期に比べて、寒い冬ではさすがのゴキブリも行動が鈍ります。
ゴキブリがじっと息を潜めている場所についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
●冷蔵庫の裏・下
●壁とエアコン本体の隙間
●洗濯機の下
●食器洗浄乾燥機のモーター部
●テレビのモーター部分
●テレビラックの下
●クローゼット・押し入れの中
●長年置いたままになっている段ボールや新聞紙の間
●壁の内側の断熱材の中
●排水溝の中
●空調換気用ダクトの中
これらの場所は、冬の間も一定の気温湿度を保っている為、ゴキブリ達にとっては恰好の冬越し場所と言えるので要注意です。
気づかないだけで、意外とあなたのすぐそばで過ごしているかもしれませんよ。
冬場のゴキブリの対策方法
動かないゴキブリを探すのは大変な労力を強いられます。
また、ゴキブリは冬眠せず越冬する為、寒い冬でも隙あらば産卵をして繁殖を繰り返します。
1匹のゴキブリが1回に1つの卵を産卵しますが、そこから数十匹の幼生ゴキブリが産まれるので、正しく「1匹見たら100匹いると思え!」を体現してますよね。
ゴキブリの卵は、スプレータイプの殺虫剤やバルサンのような煙タイプの殺虫剤は、全く効き目がないので、物理的に除去する他ありません。
取り逃してしまうと、暫くする内に小さい幼生ゴキブリが孵ってしまうので、てんやわんやな事態になりかねません。
そのような事態を未然に防ぐ為にも、「ゴキブリを自宅内で越冬させない環境」の構築が必要不可欠です。
環境構築の為に必要な対処方法を幾つかご紹介しますので、参考にしてみてください。
ゴキブリの侵入経路を塞ごう
まず、根本的なゴキブリ対策として、ゴキブリの侵入を未然に防ぐことです。
以下の様な場所に注目してみましょう。
●屋根の隙間
●通気口・換気扇
●エアコンの排水ダクトホース
この様なちょっとした小さい隙間からゴキブリは家屋内へ侵入するケースがあるので、お近くの、スーパーやホームセンターで売っているような防水パテや網目の細かいアルミメッシュネットで穴や隙間を塞ぐようにしましょう。
注意点として、塞いだ箇所が経年劣化で剥がれたりすることがあるので、定期的に確認してください。
ゴキブリが潜む場所に駆除剤を置こう
前項でお伝えした、冷蔵庫の裏・下や壁とエアコン本体の隙間、洗濯機の下等に設置型タイプの殺虫剤を置いておくと効果覿面です。
整理整頓をしてゴキブリを追い出そう
ゴキブリはなんでも食べます。
新聞紙や石鹸、ホコリ、髪の毛、垢など食べ物になると思えないようなものまで食べることが出来ます。
その為、長年置いたままになっているような新聞紙や段ボールなどはゴキブリ達にとっては恰好の餌食と言えるでしょう。
そうならない為にも、日頃からの整理整頓がゴキブリの越冬を防ぐと共にエサの供給を絶つことにも繋がります。
対策をしっかりと施したとしても、絶対にゴキブリの侵入を防ぐことは難しいです。
もし、ゴキブリを冬場に何度も見つけてしまった場合、繁殖されてしまっている可能性があります。
個人の方でも駆除をすることも出来ますが、度重なるように姿を見かけ、困ってしまってる方は、まずは一度プロの専門業者へご相談してみてはいかがでしょうか。