その砂粒、アメリカカンザイシロアリのフンかも?見つけた時の対処法をご紹介
皆さんは「シロアリ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
「大事な家を蝕む怖い害虫だ!」
「駆除や修繕費用が凄いかかるって聞くし嫌だな……」
このように、大多数の方がネガティブな印象を持つことでしょう。
この恐るべき「シロアリ」ですが、近年輪をかけて凶悪な「アメリカカンザイシロアリ」の被害が増加しているのです。
その被害の深刻さは在来種のシロアリと比較して5倍とも10倍ともいわれています。
今回は恐るべき「アメリカカンザイシロアリ被害」をテーマとして、
●シロアリのフンの特徴
●アメリカカンザイシロアリのフンを見つけた時の対処法
●シロアリ駆除業者の選び方
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
シロアリのフンの特徴
アメリカカンザイシロアリが日本で初めて確認されたのが1976年の東京です。
それ以降、本州全域、九州、沖縄へとみるみるうちに分布を拡大し、温暖化も相まって今後も更に拡大する可能性が指摘されています。
この恐るべき「アメリカカンザイシロアリ」の被害をいち早く知る為にも「シロアリのフンの特徴」について解説しますので、皆さんも参考にしてみてください。
フンの形
アメリカカンザイシロアリのフンは特徴的な形をしています。
「メダカのエサ」や「多肉植物の土」のようにパラパラとした粒状の形状をしています。
フンの色
アメリカカンザイシロアリのフンはどのような色をしているのでしょうか。
基本的には茶色っぽい色をしていますが、アメリカカンザイシロアリが食べた木材そのものの色がフンの色となるため、不確定です。
フンの排泄場所
アメリカカンザイシロアリは名前のとおり、「乾材」を好んで食べます。
そのため、家具や建具、家の柱、梁といった乾燥した木材が狙われる傾向が高いです。
輸入家具を多く備えているお宅は要注意といえるでしょう。
アメリカカンザイシロアリのフンを見つけた時の対処法
前項のような特徴を兼ね備えたフンを見つけた場合、どのような対処をしたら良いのでしょうか。
ここでは、「アメリカカンザイシロアリのフンを見つけた時の対処法」を紹介しますので、参考にしてみてください。
家具を廃棄しよう
アメリカカンザイシロアリは在来種でないため、現時点においては侵入経路は限定的です。
その多くは、輸入家具や木材とともに皆さんのお宅に侵入する場合が多いため、家具や木材から発生しているなら家具を早期に破棄しましょう。
発見が早ければ早いほど家屋への被害の進行の可能性も低くなるため迅速な対応が必要不可欠です。
専門業者に相談しよう
アメリカカンザイシロアリは発見の難しさから、気づいた時には家屋が甚大な被害に遭ってしまっていることも少なくありません。
そのため、アメリカカンザイシロアリの存在に気付くことができたならば、早急に専門業者に相談しましょう。
シロアリ駆除業者の選び方
「アメリカカンザイシロアリ」が日本に侵入して約40年。
被害件数は年々増加傾向にありますが、在来種である「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」のようにメジャーな害虫ではありません。
そのため、日本国内においてはまだノウハウの蓄積が少なく、専門業者でも駆除に手を焼くことが少なくありません。
ましてや、一般の方ではほとんど歯が立たないことでしょう。
普通のシロアリ駆除業者では太刀打ちできない恐れや、そもそも断られてしまうこともあります。
しかし、時が経てば経つほど家屋への被害は進行してしまうため、適切な業者選定と依頼が必要不可欠です。
ここでは、「シロアリ駆除業者の選び方」を紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
アメリカカンザイシロアリの駆除実績を持つ業者をピックアップしよう
そもそも論として、アメリカカンザイシロアリの駆除実績を持つ業者を当初より抽出することでその後の調査見積や駆除の展開がスピーディといえるでしょう。
業者のホームページの対象害虫の項目やお客様の口コミなどをチェックして、アメリカカンザイシロアリの駆除実績を持つ業者を複数社ピックアップしましょう。
複数社見積依頼を出して費用感やサービス内容を比較検討しよう
調査見積を依頼する際は、1社だけではなく複数社に依頼を出すようにしましょう。
複数社に依頼することで、それぞれの業者の特色や見積金額のバランス、アフターサービスの比較をすることが可能です。
アメリカカンザイシロアリの駆除にかかる費用相場は、1平方メートルあたり30,000円から50,000円ほどとなります。
家屋の修繕が必要な場合、別途費用がかかりますので、注意しなければなりません。
手間暇はかかりますが、最善の駆除業者を選定するためには必要不可欠といえるでしょう。