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本当にいなくなった?シロアリは一度消えてもまた戻ってくるかも…

シロアリ一度いなくなったと思っても要注意!

あれ程困っていたシロアリ達が、ある日突然いなくなった。
そんな不思議な体験をされた方もいるかと思います。

被害が少しずつ進行していき、そろそろ駆除しないといけないな、と不安に思っていた矢先にパタッといなくなると、どこかに行ってしまったんだ良かったな、と安心してしまいますよね。

しかし、本当にいなくなったのでしょうか。
目に見える範囲で被害がない、姿が見えないからと言って油断大敵です。

本当にいなくなったかチェックする方法

シロアリ被害は、目に見えている食害やシロアリの姿形が見えていない場合でも、目に見えない部分で被害が進行しているケースが非常に多いです。

気づいた時には基礎からゴッソリ食害にあってしまった。
そんな手遅れな状態になる前に、今回は隠れた被害を探し出す為に、室内と床下のチェック項目をお伝えします。

室内の異音・建付けのチェック

シロアリの食害が出ている家屋は、扉や窓の建付けが悪くなっている場合や、床板の撓みや軋み等、どこかしらに異常がでている事が多いです。
このような状態に覚えがあるお宅は、既に何かしらの被害を受けている可能性が濃厚です。

壁や柱の音の変化をチェック

シロアリ被害は、家の部材の外側からではなく内側から食害が進行します。
その為、食害が進んでいる部位は、表面上は何もなくとも、中身が少しづつ空洞化していきます。
上下左右に壁や柱をノックするように叩いてみてください。少し響くような乾いた音がした場合、その部分の内側はシロアリに食害され、空洞化している可能性が高いです。

床下の蟻道(ぎどう)のチェック

蟻道(ぎどう)とは、「ありのみち」という名前の通り、シロアリが歩く道のことです。
蟻道は、シロアリの食べ残した屑や、糞で構成されており、巣から進行箇所まで続いておりまシロアリの巣(コロニー)は、地中で構築されており、そこを拠点として被害を拡散しているのです。
その活動の第一歩が、床下部分になります。

床下部分をチェックするには、自ら床下へ入り込んで、状態が判別できなければなりません。
その為には、まず進入口の確保が必要となります。
床下への進入口用に主に台所や納戸等に床下収納が備わっているかと思います。
床下収納がないお住まいの方は、和室の畳や床板を剥がす必要があります。

覗きこんだ床下内で蟻道を発見した場合、決して触ったり、壊したりしないよう注意が必要です。
万が一、触ったり、壊してしまった場合、シロアリが驚いて四方に逃げてしまい、被害が拡大してしまう原因となってしまいかねません。
散らばったシロアリ達が家屋のあちらこちらに隠れてしまうと、今後の駆除や防除対策に支障が出てしまう可能性があります。

庭にシロアリがいないかチェック

家屋内部、床下で姿が見えなくとも、シロアリが庭にいた場合、その周囲に巣を作り生息している可能性があります。
特に、庭木の根本や伐採した後の切り株、枯れ木などの付近でシロアリを見かけることが多いです。

シロアリは木材全般を好んで食害しますが、中でも大好物なのが湿った木材になります。
雨に濡れ湿った木材は、シロアリにとっては格好な獲物といえるでしょう。
庭から家屋へ被害を拡大させないように、未然に防ぐためには、日頃から木々の手入れや枯れ木の処分をするようにしましょう。

室内で茶色い粒が大量にないかチェック

近年、関東の一部の地域では、日本に生息していなかった外来種「アメリカカンザイシロアリ」の被害が度々報告されます。
室内で茶色で乾いた粒状の糞をたくさん発見した場合、このアメリカカンザイシロアリの糞かもしれません。
外来種で非常に厄介な為、糞を発見した場合は、早急に業者に調査・駆除を依頼しましょう。

シロアリ調査・駆除はプロに相談を

少なくない金銭的負担を避け、ご自身で調査や駆除防除する方も少なからいるでしょう。
最近では、以前に比べ効能が高い市販の駆除薬剤もあり、駆除方法の動画で観ることができます。
しかし、巣の根絶が出来ていなければ、時期を明けてまた被害が再発するといった事態になりかねません。

ご自身で駆除をした後、後日業者に依頼をする羽目になったり、再発までの期間に見えない部分で建物の食害が進んでいたりする場合も非常に多いです。
駆除は出来ても、食害されダメージが深刻になってしまった家屋を直すことはとても大変です。
そうなってしまう前に一度プロの駆除専門業者にご相談してみはいかがでしょうか。

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