ペットがいるご家庭でのダニ退治指南！安心して退治するためのポイント

よく目をこらさないと気づかない「ダニ」。
身体の発疹や耐え難い痒みなど実害が生じた際にようやく気付くことも多いことでしょう。

ダニは暗く適度な湿度を保った、普段あまり目の届かない家具の下やカーペットの裏側など広い範囲に分布し潜んでいます。
こうした目に見えない広範囲に潜むダニの対処には、「燻煙剤」を用いるのが一般的ですが、ペットがいるご家庭では心配される方も多いでしょう。

今回は、「ペットがいるご家庭でのダニ退治」をテーマに、

●ダニ駆除剤はペットに有害？
●ペットがいる家庭でできるのダニ退治方法
●安心してダニを退治するなら専門業者へ

以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、ぜひ皆さんもご一読ください。

ダニ駆除剤はペットに有害？

家族同然のペットにもしものことがあってはと考えると、ダニ駆除剤の使用を躊躇ってしまいますよね。
実際のところダニ駆除剤はペットに有害なのでしょうか。

結論から申し上げますと、「使用するダニ駆除剤による」です。

一般の方でも購入することができるダニ駆除剤にはいくつか種類があり、製品の注意書きをよく確認してみると、ペットや小さなお子さんがいても対応可能な場合とそうでない場合とが判別することができます。

そのため、ご自身でダニ駆除を行う場合は、1つ1つ商品を手に取って注意書きをチェックするようにしましょう。

「ペットに悪影響はないとはいえ、殺虫剤を家中に散布するのはなんだか気がそぞろ……」と考える方も少なくないでしょう。
ここでは、そんな方に向けて、さまざまなダニ対策方法を紹介しますので、状況に応じて実践してみてください。

ダニは50度以上の熱で30分間曝されると死滅してしまいます。
そのため、布団やマットレスなどの寝具を布団乾燥機にかけることで、ダニ駆除をすることが可能です。

乾燥が終わったあとは、忘れずに掃除機や布団クリーナーを使ってダニの死骸を吸い取るようにしましょう。
ダニの死骸を誤って吸い込んでしまうと、アレルギー疾患にかかる可能性があるため注意しなければなりません。

布団乾燥機がないご家庭は、コインランドリーの布団乾燥機で代用することも可能です。

暑い真夏、炎天下に駐車された車のなかは、50度以上の高熱状態となっています。
布団やマットレスなどを車中に入れておくことで、ダニ駆除に利用することが可能です。

ホームセンターで購入することができるダニ取りシートをソファやマットの下などに設置することで、ダニを捕獲、駆除することが可能です。
ダニ取りシートは使い捨てタイプなので、定期的に交換するようにしましょう。

今回紹介したような対策方法などを実践しても被害が収まらない、再発してしまうような場合には、プロの害虫駆除業者に相談してみるのも得策かもしれません。

ダニは、成虫になり産卵できる体制が整うと、1日に平均2個から4個ほど、生涯で100個ほどの卵を産みます。
孵化した卵が産卵できる成虫となるのに25日ほどなので、根絶できなければ瞬く間に数を増やしてしまいかねません。

ダニがもたらすアレルギー疾患は、時として重篤な症状となってしまう恐れもあるため用心する必要があります。
ご自身で対策を講じたうえで、被害が収まらない場合は素直に害虫駆除業者に相談しましょう。

プロの害虫駆除業者ならば、

●駆除作業前に被害状況の確認、使用する専用薬剤の安全性の告知
●駆除、清掃、消毒の実施
●再発防止策の提案
●再発した場合の再駆除の実施

などさまざまな要素において安心安全の対応をしてくれます。

ダニ駆除の料金相場は広さにより上下し、10平米あたり15,000円から30,000円ほどとなります。
被害が広範囲に広がってしまっているお宅の場合、安くない金額が必要となることもあるので、早め早めの対応が肝要といえるでしょう。

止まらないダニ被害に悩む方は、プロの害虫駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。