自分でハダニを駆除・予防する方法は?観葉植物を守るために実践すべき対策
「最近、育てている観葉植物が元気がない……。葉っぱをよく見てみると小さい赤い虫がイッパイいるけどこれってもしかしてハダニ!?」
お部屋のインテリアや趣味の一環として、観葉植物を育てている方も少なくないでしょう。
観葉植物を置くことで、お部屋のなかが色づき、ヒーリング効果からリラックスできる空間を生み出すことができます。
しかし、他の草花と同じように観葉植物にも病害虫はつきもの。
そのなかでも「ハダニ」被害は、きちんとした対策を講じなければ、枯れてしまいかねません。
そこで、今回は「観葉植物のハダニ被害」をテーマに、
●観葉植物にハダニが湧く原因は?
●観葉植物のハダニを自分で駆除する方法
●観葉植物のハダニを予防する方法
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
観葉植物にハダニが湧く原因は?
「外にも出していないのに、どうしてハダニが湧いちゃったんだろう……」
大事に育てている観葉植物にハダニが涌いてしまうと困ってしまいますよね。
では、観葉植物にハダニが涌いてしまう原因はどのようなものがあるでしょうか。
さまざまな要因が考えられますが、ここでは頻出的な原因について紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
水やり不足の可能性
ハダニは乾燥した環境を好みます。
そのため、観葉植物に対して水やりが不足している場合、土や観葉植物自体が水分不足で乾燥している恐れがあります。
このような状態の場合、ハダニが発生してしまう可能性があるため注意しなければなりません。
観葉植物の葉が乾燥している可能性
「水やりは定期的にやっているのに、ハダニが涌いてしまった」
このようなケースの場合、観葉植物の葉っぱが乾燥してしまっている可能性が考えられます。
日光の当たる窓辺やクーラーやヒーターの近くに観葉植物を置いている場合、土は適度に湿っていても葉っぱは乾燥しかかっていることがあります。
こうした状態の場合、ハダニが涌いてしまう恐れがあるため注意しなければなりません。
風通しが悪い環境可能性
ハダニは乾燥し、空気の循環が悪い環境を好みます。
部屋を閉め切った状態でクーラーやヒーターを付けたままでいると部屋の空気の循環は悪く、乾燥した状態となってしまいがちです。
こうした環境はハダニにとってはまさに天国であり、ハダニが涌いてしまう原因となってしまう恐れがあるため注意しなければなりません。
観葉植物のハダニを自分で駆除する方法
大切に育てている観葉植物が日に日に力を失っていく姿をただ見ているのはとても辛いですよね。
ここでは、観葉植物のハダニの駆除方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
水を吹きかけよう
人体や植物に安全で簡単に出来る方法が「水を吹きかける」方法です。
霧吹きを使ってハダニが発生している葉っぱに対して水をやりましょう。
ハダニは水に弱い害虫のため、とても効果的です。
牛乳スプレーを吹きかけよう
牛乳を2倍ほど水で希釈したものを霧吹きなどに入れてハダニに向けて噴射しましょう。
牛乳がハダニの呼吸器を塞ぎ窒息死させることが可能です。
観葉植物のハダニを予防する方法
ハダニを駆除することは必要不可欠ですが、根本的にハダニが発生しないように予防対策を施すことも大切です。
ここでは、ハダニが発生しない予防対策について紹介しますので、参考にしてみてください。
葉水をこまめにしよう
前述のとおり、葉っぱが乾燥しているとハダニが発生しがちです。
そのため、水やりとは別に定期的に観葉植物の葉っぱに霧吹きで水を与えるようにしましょう。
葉っぱが潤っていれば、ハダニの発生を抑制することができます。
ここで注意しなければならないのが、「水のやりすぎ」です。
「乾燥」は良くありませんが、「多湿」も良くありません。
水のやりすぎで、根腐れや病気にかかってしまうこともあるため注意しなければなりません。
風通しを良くしよう
空気の循環が悪いとハダニが発生しがちです。
そのため、定期的に窓を開閉して空気を循環させるか、観葉植物を風通しのよい場所に移動させるか対策をしましょう。