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ハダニが室内に発生!まとめて駆除する方法・予防方法は?

「米粒より小さい赤い小さい虫がいっぱい発生したけど、なんの虫なんだろう……」

その虫、もしかしたら「ハダニ」かもしれません。
ハダニとは、植物の葉に寄生して栄養を吸い取り、植物に悪影響を及ぼす恐れがある害虫です。
放置していると、葉の色が悪くなったり、葉が枯れてしまいます。

今回は、屋外の野菜や植樹だけでなく、屋内の観葉植物にも発生することがあるハダニに関して、その生態と駆除・予防方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ハダニの生態

ハダニは体長約0.3ミリから0.5ミリととても小さい害虫です。
クモのような細い糸を吐き、風に乗って別の植物へと移動する姿から、英語圏ではスパイダーマイト(spider mite)という呼び名がついています。
一見、ハダニは昆虫と思われる方も多いかもしれませんが、8本脚なのでクモの仲間に分類されます。(昆虫は6本脚)

生態としては、活動に適した気温は20度から30度と高めで、地域によって異なりますが3月から10月までの暖かい時期に活発に活動するため、今からの時期は注意するようにしましょう。

ハダニは、単一個体で子を成すことができます。
無精卵(オスと交尾をせず卵を産む場合)では、オスが生まれ、受精卵(オスと交尾をした場合)ではメスが生まれるという特殊な性質を持っています。
1日に10個前後ほどの卵を産卵し、孵化した幼虫はわずか12日ほどで成虫となるため、独特な生態と相まって、あっという間に大増殖してしまうのです。

室内のハダニを駆除・予防する方法

「最近、葉っぱに元気がなくてドンドン枯れてきている。よくよくみてみるとハダニが大量に発生していた……」
気づいた時には手遅れの可能性もあり得ます。
放置しておくと大量に発生してしまう恐るべきハダニに対して、どのような対策方法が効果的なのでしょうか。

今回は、一般の方でも実践可能な方法についていくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スプレータイプの殺ダニ剤を使おう

市販の殺虫剤には、スプレータイプや粉タイプ、噴煙タイプなどさまざまな仕様のものがあります。
このなかで、手っ取り早さを求めるならばスプレータイプの薬剤が一番でしょう。

野菜や果実の木が対象でない場合、ホームセンターなどで購入することができる、ハダニに対応可能なスプレータイプの殺虫剤を使えば手間暇がかからず駆除ができます。

購入する時に気を付けなければならないポイントとして、ハダニは前述のとおり昆虫ではないため殺虫剤の種類によっては効果が見込めません。
必ずハダニにも対応可能かどうか確認してからお買い求めください。

重曹スプレーを使おう

「殺虫剤はちょっとなあ……」
という方は、重曹を使ってハダニを駆除しましょう。

重曹はご存じのとおり、掃除や洗濯、あく抜きなど食用にも使用されます。
天然成分なので安心安全といえるでしょう。

ホームセンターなどでお買い求めできる重曹スプレーを使って、ハダニが寄生している部分に噴きかけましょう。
殺虫剤に比べて、殺傷効率は劣りますので根絶できるまでこまめにスプレーしてください。

粘着テープ(セロハンテープやクラフトテープなど)を使おう

ハダニが発生して間もないころで数が少なければ、粘着テープを使ってハダニを駆除する方法があります。
葉っぱを傷めないようにゆっくりと剥がしたら、そのままゴミ箱に捨てましょう。

葉に水を吹きかけよう

ハダニを発生させないための予防策として、定期的に葉に霧吹きで水を吹きかけるようにしましょう。
ハダニは乾燥を好むため、濡れた葉っぱを嫌がります。

梅雨の時期を除いてこれからの時期は乾燥しがちですので、1日から2日に1回は葉に霧吹きをするようにしてください。
ハダニの寄生を抑制することが可能です。

ハダニ駆除は業者に依頼するのがおすすめ

さまざまな植物に悪影響を及ぼす危険性があるハダニ。
前述のとおり、ハダニは毎日10個近くの卵を産卵するので、根絶をさせなければあっという間に増えてしまいます。

被害が何度も繰り返されてしまうようなら、専門の害虫駆除業者に相談してみるのも1つの方策といえるでしょう。

事前にインターネットや新聞折り込みチラシなどで実績が高い駆除業者を探してハダニの対策がとれるか尋ねてみましょう。
プロの専門家であるならば適切な対策をしてくれるので、ハダニ被害でお困りならばご相談してみてはいかがでしょうか。
 

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