手作りで対策!ユスリカ退治に効果的なホイホイ(ペットボトル)の作り方
皆さん「ユスリカ」をご存じですか。
ユスリカとは川や田んぼのような水辺で「蚊柱」とよばれる群体を作るなど「カ」と名前が付いていますが、蚊とは大きく違う生態の昆虫です。
室内に入り込んだり、洗濯物に付いたりする不快害虫であり、アレルギーを引き起こしこともある害虫であるユスリカをテーマに、
●ユスリカの特徴
●ユスリカホイホイの作り方
●ユスリカが大量発生しているなら業者に相談を
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一覧ください。
ユスリカの特徴
ユスリカとは、どのような昆虫なのでしょうか。
「カ」と名前が付いているのに蚊ではないユスリカの特徴について紹介しますので、ご存知の方もそうでない方もぜひご覧ください。
生態
ユスリカはハエの仲間で昆虫綱ハエ目ユスリカ科に属します。
見た目が蚊に似ていることからユスリカという和名が付きました。
ユスリカ科は世界におよそ10,000種ほどいることが知られており、日本国内でも1,000種類が存在します。
水中や湿った土中に産卵された卵から幼虫、サナギ、成虫へと変態します。
成虫は川辺や田んぼ、水路、側溝、街灯の付近で大量に固まって群れを成します。
発生時期は3月から12月頃までで、夏から秋口が最盛期です。
メスのユスリカは600個ほどの卵を産むため、一度発生すると瞬く間に繁殖してしまいます。
アレルギー疾患の原因
ユスリカは以前から室内に侵入したり、洗濯物に付着したり、体にまとわりついたりする不快害虫として知られていましたが、近年になって「アレルギー疾患」の原因としての側面を持つことが新たに発覚したため、単なる不快害虫ではなく衛生害虫としてクローズアップされ始めました。
ユスリカの成虫の寿命は1週間ほどと短いため、多量に生まれ多量に死にます。
死骸が乾燥して細かく粉砕されると、「微細塵(びさいじん)」と呼ばれる目に見えないほどの細かい粉となり、空気中に浮遊します。
この「微細塵(びさいじん)」を人間が吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息を発症することがあるので、注意しなければなりません。
ユスリカホイホイの作り方
お伝えしたとおり、ユスリカは人に不快を与える不快害虫だけでなく、アレルギー症状を及ぼす恐れがある衛生害虫としての側面も持ち合わせます。
繫殖力も旺盛のため、早め早めの対策が肝要といえるでしょう。
ここでは、一般の方でも作成可能なユスリカ対策として「ユスリカホイホイ」を紹介しますので、参考にしてみてください。
用意する材料
まずはユスリカホイホイに必要な材料を集めましょう。
一般の方でもホームセンターで購入することができるものですので、足りないものはお買い求めください。
●段ボール
●卓上ファン
●ブラックライト
●粘着テープ
●カッターナイフ
●クラフトテープ
作成手順
材料を集め終わったら早速作成に取り掛かりましょう。
作成手順を順に紹介しますので、実践してみてください。
①段ボールに卓上ファンのサイズに合わせて穴を開ける
②カットした段ボールの穴の部分に卓上ファンを逆向きに設置し、クラフトテープで留める
③段ボール内最奥部にブラックライトを設置する
④ブラックライトの手前に粘着テープを垂らす
⑤完成!
作成手順は以上です。
これでユスリカホイホイは完成です。
機能としては、ブラックライトの紫外線でユスリカを引き寄せ、逆向きに設置した卓上ファンの吸引力で段ボール内部へ吸い込み、粘着テープで絡めとるという駆除方法となります。
このユスリカホイホイをユスリカが多く出没する場所に設置しましょう。
粘着テープは定期的に交換するようにしてください。
ユスリカが大量発生しているなら業者に相談を
人にさまざまな悪影響を及ぼすユスリカは繫殖力が旺盛のため一度発生してしまうと根絶することが難しい害虫です。
そのため、今回紹介したような対策方法を含めて目に見えて成果が得られない場合は、プロの害虫駆除業者に相談してみるのも1つの方法といえるでしょう。
プロの害虫駆除業者に相談すれば、
●侵入経路の特定
●駆除・予防対策の提案
●予後のアフターサービス
●死骸の清掃
など、さまざまな項目において安心できる結果を示してくれることでしょう。
ユスリカの被害に中長期的に悩まされている方は、プロの害虫駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。