もうスズメのフンに悩まされない!対策・掃除方法をご紹介
田園が広がる野山からビルが建ち並ぶ都心まで幅広いエリアに分布する「スズメ」。
最もポピュラーな小型の野鳥といえるでしょう。
皆さんは「スズメ」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
「コロコロしていてかわいいなぁ……」
「短いステップで移動する姿が愛らしい……」
という朗らかなイメージとは裏腹に、
「ベランダのフンが酷い! 洗濯物も洗いなおさなきゃ!」
「早朝からチュンチュンとうるさくて敵わない……」
というようなネガティブなイメージを持つ方も少なくないでしょう。
今回は厄介な害鳥である「スズメ」をテーマに、
●スズメのフンの危険性について
●スズメのフンを対策するには?
●スズメのフンを掃除する際の注意点
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
スズメのフンの危険性について
昨今、「鳥インフルエンザ」が巷を騒がしています。
鳥インフルエンザは名前のとおり鳥類間でしか感染しませんが、実はスズメも含めた野鳥はさまざまな病原菌の媒介者としての側面を持つのです。
鳥類のフンや唾液、羽、身体に含まれるウイルスによって、これまで下記の様な恐るべき病気が媒介されています。
●オウム病
●ニューカッスル病
●クリプトコックス症
●ヒストプラズマ症
●脳炎
●トキソプラズマ症
●アレルギー
これらの病気の中には、風邪に似た軽度なものから、高熱や嘔吐、手足の痺れ、そして、人を死に至らしめるものも存在するため十分に用心しましょう。
スズメのフンを対策するには?
恐るべき「スズメのフン」を対策するにはどのような方法をとるのが良いでしょうか。
対策方法をお伝えする前に、スズメの対策にあたっての留意しなければならない事項を紹介します。
それは、「鳥獣保護管理法」です。
耳にされたことがある方もいるかもしれませんが、鳥獣保護管理法はさまざまな野生動物を適切に保全するための法律です。
該当する野生動物を許可なく駆除することや捕獲することを固く禁じています。
違反した場合、「1,000,000円以下の罰金または1年以下の懲役刑」に処せられてしまいます。
ここでは、専門業者ではない一般の方が実践できる対策方法について紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
防鳥ネットを設置しよう
フン対策に一番効果的なのが、スズメ自体の侵入を阻害する「防鳥ネット」を設置することです。
この対策方法はベランダやバルコニーなど半閉鎖的な環境が適しています。
CDを吊るそう
不要なCDを被害発生場所に吊るすだけでスズメの接近を阻害しやすくなります。
同じ位置に設置しているとスズメが慣れてしまうため、定期的に移動させるようにしましょう。
忌避剤を設置しよう
ホームセンターなどで購入することができる忌避剤を使ってスズメの侵入を防ぐことができます。
忌避剤には、液体、タブレット、粉末、ジェルタイプなどさまざまな種類があるので、被害場所の環境に応じて使い分けるようにしましょう。
スズメのフンを掃除する際の注意点
今回紹介した「スズメのフン対策」の一環である「清掃」をするにあたっての注意点をお伝えします。
前述のとおり、スズメのフンにはさまざまな病原菌が潜んでいることがあります。
万が一、私たち人間の体内に侵入してしまった場合、死の危険が生じる恐れもあるため用心に用心を重ねたうえで清掃に取り組まなければなりません。
ここでは、「スズメのフンを掃除する際の注意点」について紹介しますので、参考にしてみてください。
事前準備をしっかりと!
スズメのフンや病原菌を吸い込まないように事前準備を万全に行いましょう。
事前準備として、下記のアイテムを揃えましょう。
●ゴム手袋
●マスク
●ゴーグル
●帽子
●長靴
●トング
●キッチンペーパー
●消毒液
●ホウキ
●チリトリ
●ゴミ袋
●水
これらアイテムを用意できれば事前準備は完了です。
正しい掃除手順を踏もう
スズメのフンを掃除するにあたって、最適の手順を紹介します。
ゴム手袋やマスクなどを装備したうえで、臨みましょう。
①ホウキとチリトリでフンを取り除く
②集めたフンはゴミ袋へ捨てる
③水を撒いて細かなフンを取り除く
④トングとキッチンペーパーで残ったフンを取り除く
⑤消毒液を散布し、使ったホウキも消毒する
⑥ゴミ袋はすぐに燃えるゴミへ