スズメを退治したい!追い出し方・対策方法を徹底解説
ふっくらとした可愛らしいフォルムをしたスズメ。
皆さんはスズメに対してどのような印象を持たれているでしょうか。
スズメは、古くから親しまれている野鳥ですが、人家に棲み付き巣を作ることもあります。
近年、こうしたスズメたちによる騒音被害や糞害、害虫被害が取り沙汰され、社会問題となっています。
今回はスズメのトラブルについて、駆除をする前の注意点と一般の方でも実践可能な対処方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スズメは自分で駆除しても良い?
「洗濯物にフンをされたり、早朝からチュンチュンうるさくて起こされる!巣を落としてやる!」
せっかく洗った洗濯物を汚されたり、安眠を妨害されるととても辛いですよね。
ですが、巣を落とすのはストップです。
スズメの被害でお悩みの方に注意しなければならないポイントをお伝えしますので、ぜひご一読ください。
鳥獣保護管理法で管理されている
スズメも含めた野生動物は、「鳥獣保護管理法」という法律で保護されています。
この「鳥獣保護管理法」で守られている野生動物を捕獲・殺害・卵の採取・損壊することは固く禁じられており、違反した場合は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金刑に処せられてしまうので注意しなければなりません。
巣立った後の巣であれば撤去は可能
卵やヒナがいるスズメの巣の撤去は鳥獣保護管理法で禁止されていますが、孵ったスズメのヒナが巣立った後であれば巣を撤去しても問題ありません。
エリアによって異なりますが、5月から8月頃にかけてが巣立ちのシーズンです。
スズメはふ化後、10日から2週間程度で巣立ちます。
自分でスズメを退治する・追い出す方法
「鳥獣保護管理法」を守りつつ、スズメの退治や追い出す方法はあるのでしょうか。
今回は、一般のご家庭でも実践可能な方法をいくつか紹介しますので、状況に応じて参考にしてみてください。
隙間を塞ごう
ベランダや屋根、雨樋の隙間でスズメは巣を作ることが多いです。
こうした隙間に作られた巣の撤去に成功したとしても、翌年また巣作りされてしまってはイタチごっこになってしまいます。
そうならないように、巣立った後の巣を撤去するのと同時に隙間を塞ぐ作業も行いましょう。
ホームセンターなどで購入することができるアルミネットや塩ビ板を適宜カットして隙間を塞いでください。
高所での作業が多いので、転落には細心の注意を払うようにするのと、2人以上の人数で行うようにしましょう。
ベランダに防鳥ネットを張ろう
マンションやアパートなら防鳥ネットをベランダに貼ってしまうのもオススメです。
網目が粗いネットだと、小さなスズメはくぐり抜けてしまうので、網目が細かいものを使いましょう。
忌避剤(液体・スプレー式)を設置しよう
ホームセンターなどで購入することができる木酢液や忌避剤、ハーブを設置することでスズメがその臭いを嫌がり、近づいてこなくなります。
注意点として、効能が短いものが多いので定期的に再設置、再塗布するようにしましょう。
自分でスズメ被害を改善できない時は?
お伝えしたとおり、鳥獣保護管理法に違反しない形であれば、一般の方でも巣の撤去や追い払うことは不可能ではありません。
しかし、巣の撤去は高所での作業が伴うこともあり転落の危険性があるので注意しなければなりません。
また、翌シーズンに再度営巣されてしまう可能性もあるので、毎年撤去と清掃を行わなければならず労力と危険がつきまといます。
もし、不安を覚えたり目に見える成果が得られない場合は、プロの専門業者に頼ることも肝要といえるでしょう。
ただし、業者に依頼する際は事前に優良な業者を見つけるようにしてください。
せっかく、少なくない金額を払って依頼した業者が悪徳業者だった場合、目も当てられません。
業者を選定する際の注意点は下記のとおりです。
●施工実績と評判がしっかりとしているか確認する
●鳥獣保護管理法の法令遵守をしているか確認する
●施工後の保証サービスがあるか確認する
●見積や保証の内容を書面で都度もらえるか確認する
●見積調査時に時間をかけてみているか確認する
●質問した際に丁寧に対応してくれるか確認する
これらの内容を抑えたうえで、複数社に調査見積を出してもらうようにしてください。
そのうえで、最終的に1社に絞るようにできればベストといえるでしょう。
スズメの被害でお困りの方は、プロの専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。