ウミネコはうるさくても駆除NG!鳴き声を対策する方法は?
ネコのような鳴き声を発するウミネコ。
カモメの仲間で、全長はおよそ45センチメートルの中型の鳥類です。
沿岸部や岩礁、干潟、河口付近に多く生息するため、皆さんの目に触れる機会といえば、海へ遊びにでかけた際に見かけることが多いと思います。
しかし、近年この「ウミネコ」が、都市部へも飛来するようになり、これに伴い鳴き声による騒音被害やフン被害が増加傾向です。
都内においては、令和3年には前年の倍近くの被害件数が報告されています。
今回は、新たな害鳥である「ウミネコ」について、対策する際の注意点と対処方法、専門業者の選択のポイントについて解説しますので、ぜひご一読ください。
ウミネコはうるさくても駆除NG!
「鳩やカラスでもうるさいのに、これ以上新たな被害が増えるなんて耐えられない!」
鳥による騒音被害やフン被害に悩まされている方は、少なくないでしょう。
しかし、我慢の限界だからといって直接危害を加えてしまうと大変なことになってしまいかねません。
なぜなら、ウミネコを含めた野生動物は「鳥獣保護管理法」によって保護対象であるため、狩猟が禁止されています。
鳥獣保護管理法の条文のなかに、「鳥獣を捕獲・殺傷したり、鳥類の卵を採取・損傷したりすること」が禁じられているためです。
この法律に違反してウミネコを捕獲や駆除してしまった場合、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」と処せられてしまいかねないので、注意してください。
ウミネコの鳴き声がうるさい時の対処法
お伝えしたとおり、ウミネコは「鳥獣保護管理法」によって守られているため、資格や許可がない場合、捕獲や駆除ができません。
そのため、個人の方が実行することができるウミネコの被害への対処方法は「寄せ付けない」方法が一般的です。
今回は、「鳥獣保護管理法」に違反しない範囲での対処方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
防鳥ネットを設置しよう
ベランダでのウミネコ被害でお悩みの方には、防鳥ネット対策が効果的です。
防鳥ネットを設置することで、物理的にウミネコの侵入を阻むことができるので一番効果的といえるでしょう。
デメリットとしては、防鳥ネットを設置することによって、外観の見栄えが損なわれるので注意してください。
ワイヤーを張ろう
「防鳥ネットを設置すると見栄えが悪くなるのはいやだな」という方には、ホームセンターなどで購入することができる防鳥対策用のワイヤーを張り巡らせる対策方法がオススメです。
防鳥ネットほどの完璧さはありませんが、ウミネコの侵入を阻止することができます。
設置のポイントとして、あまり間隔を開けすぎないことです。
ウミネコの身体より隙間が開いてしまっていると、侵入される確率が上がってしまいかねません。
剣山を設置しよう
軒や手すりにウミネコが居ついてしまう場合には、ホームセンターなどで購入することができる鳥類対策用の剣山を設置するようにしましょう。
剣山を設置することにより、物理的にウミネコが留まることができなくなるので、オススメです。
おすすめの鳥害対策業者の選び方
ご自身で対策に取り組んだうえで目に見えて成果が上がらない場合は、害鳥対策のプロである専門業者に依頼するのも1つ方法といえるでしょう。
前述のとおり、ウミネコは「鳥獣保護管理法」の管理動物のため、一般の方ではむやみやたらな対策が取れないのが実状です。
プロの専門業者ならば、有資格者も在籍しているため、個人の方が実行できる対策以上の方法を提案してくれることでしょう。
無数に存在する専門業者のなかから、ベストな業者を選びぬくためのポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
近郊の専門業者を洗い出そう
インターネットや広告チラシ、近隣住民からの聞き取りなどで、有力な業者を複数社ピックアップするようにしましょう。
ピックアップする際のポイントとしては、「対策実績が多く、評判が高い」、「保証サービスが掲示してあるか」、「有資格者が在籍しているか」を調べるようにしてください。
見積調査時の対応をチェックしよう
被害状況の確認をしてもらう際に、スタッフの動向や言動に注視するようにしましょう。
おざなりな対応であったりする場合には、選定業者から外すようにしてください。
強引な勧誘をしてこないかチェックしよう
大幅な値引きやキャッシュバックをちらつかせて、その場での契約を迫ってくるような業者には気をつけてください。
即決はせず、家の人ときちんと相談するようにしましょう。