コーヒーや正露丸が効果的?自分でできるモグラ退治の仕方
「モグラ」の名前は知っているけれども、実際に姿形を見たことがある方は少ないかもしれません。
モグラは土中を生活基盤としており、ネキリムシやヨトウムシ、ミミズなどの小さな生物を食べる肉食性の動物です。
一見人間にとって何の影響もないように思いますが、農業関係者を中心に多大な被害を及ぼす「害獣」としての実態をもちます。
今回はそんな「モグラ」をテーマに、
●モグラを放置するとどんな被害が出る?
●自分でできるモグラ退治の仕方
●モグラ退治はプロの業者を頼るのもおすすめ
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、ぜひ皆さんもご一読ください。
モグラを放置するとどんな被害が出る?
モグラを放置するとどのような被害が生じるのでしょうか。
モグラの特徴として、地中に縦横無尽にトンネルを掘り進めてしまうことが挙げられます。
このトンネルが時として我々人間に対して多大な悪影響を及ぼすことがあります。
ここでは、モグラが及ぼす被害について紹介しますので、皆さんもチェックしてみてください。
地面がデコボコになってしまう
モグラがトンネルを掘ることで地上部がデコボコになってしまうことがあります。
地上部がデコボコになることで見た目も悪くなり、歩いた際に足を取られてしまうこともあるので注意しなければなりません。
家庭菜園・ガーデニングへの悪影響
コロナ禍に入り、家庭菜園、ガーデニングを楽しむ方も増えたそうです。
丹精込めて育てている家庭菜園やガーデニングが、モグラがトンネルを掘り進めることで立ち枯れてしまったり表面がデコボコになってしまったり悪影響を及ぼすことがあります。
地盤沈下や土留めが崩れる危険性
モグラが堀ったトンネルが水道となってしまい、地盤が緩んだり土留めが崩れてしまったりする危険性があります。
万が一、地盤沈下や土留めの崩落が発生すると、多大な修繕費用が生じてしまうこともあるので注意しなければなりません。
自分でできるモグラ退治の仕方
モグラ被害は放置していてもおさまることはないため、大切な家庭菜園やガーデニング、芝生に取り返しのつかない被害が生じる前に何らかの対策を講じる必要があります。
一番確実なのはプロの害獣駆除業者に対応してもらうことですが、「まずは自分で対策を講じたい!」という方も少なくないでしょう。
ここでは、一般の方でも実践可能なモグラ被害への対策方法を幾つか紹介しますので、皆さんも状況に応じて実践してみてください。
忌避剤を設置しよう
ホームセンターで購入することができる「モグラ用の忌避剤」を使うことでモグラを追い払うことができます。
忌避剤には、
●地面に設置するタイプ
●地面に差し込むタイプ
●地中に埋めるタイプ
●地面にかけるタイプ
などさまざまな種類があります。
被害発生場所の状況に応じて使い分けるようにしましょう。
忌避剤にはそれぞれ効能期間がありますので、定期的に再散布、設置するようにしてください。
木酢液を撒こう
ホームセンターで購入することができる木酢液を使ってモグラを追い払うことが可能です。
モグラの掘り進めたトンネルに沿って木酢液を撒くようにしましょう。
忌避剤と同様にしばらく時間が経過すると効能が薄れるので再散布するようにしてください。
フーセンガムを設置しよう
お菓子のガムを使ってモグラを撃退することもできます。
モグラの堀ったトンネル内部に数か所に分けてガムを設置しましょう。
ガムは消化できないためモグラを駆除することが可能です。
被害が続いてしまい効果が認められない時には設置場所を変えたり、ガムの種類を変えるようにしましょう。
正露丸を設置しよう
糖衣タイプではないにおいがきつい正露丸を使ってモグラを追い払うことが可能です。
使用方法は簡単で、モグラの通るトンネル内に数粒設置するようにしましょう。
正露丸の匂いを嫌がるモグラを追い払うことが可能です。
忌避剤と同じようにしばらくすると効能が薄れるので、定期的に再設置するようにしましょう。
モグラ退治はプロの業者を頼るのもおすすめ
ここまでお伝えしたとおり、モグラ被害を放置してしまうと大きな被害に繋がりかねません。
そのため、今回紹介したような対策方法を実施しても目に見えた成果が得ることができなかったり、被害が再発してしまう場合には、プロの害獣駆除業者に相談してみるのも1つの方策といえるでしょう。
プロの害獣駆除業者ならば、
●被害原因の特定(モグラなのか違う種類なのか)
●気づかなかった他の被害の発見
●対策案の提示
●死骸の除去・原状復帰の対応
●再発防止策の提示
●アフターサービスの充実
このようなさまざまな対応を取ってくれることでしょう。
こうした対応内容は、一般の方ではなかなか困難な場合も多いため、モグラ被害に困っている方や被害が拡大し始めているような場合には、なるべく早めに相談してみてはいかがでしょうか。