LEDは無意味?ハクビシンをライトで対策する時の注意点
皆さんは、ハクビシンをご存知でしょうか。
家の周りにいる猫だと思っていた生き物、実はハクビシンかもしれません。
その見た目の通り、ネコ科で台湾やインドなど東南アジアにかけて広く生息しています。
昭和の初期から日本でも全国的に生態を拡大していったそうで、現在はほぼ全国に生息しています。
見た目の特徴として、全体的に灰褐色で鼻先から額にかけて白い模様があるので、分かりやすい見た目ですね。
可愛らしい見た目ですが、ハクビシンは屋根裏に住みついたりする害獣です。
今回はそんなハクビシンの対策などについてお話していきます。
そこで、今回は「ハクビシン被害」をテーマに、
●ハクビシンにLEDが無意味って本当?
●ライト以外でハクビシンを対策する方法
●本格的なハクビシン対策は業者に相談を
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
ハクビシンにLEDが無意味って本当?
先述しましたようにハクビシンは夜行性ですので、一般的に強い光が苦手だと思われています。
そのため急にライトなどを当てると逃げていくと言われています。
では明るさの強いLEDライトの照射はハクビシンに有効なのでしょうか。
結論から言えばあまり効果はないようです。
ハクビシン自体の個体差はあるものの、基本的にハクビシンが明確に強い光で逃げていく根拠が存在しません。
夜行性であるため光が一番有効だと思われがちですが、その認識はどうやら間違っているようです。
LEDライトはかなり強い光ですので、ハクビシンというよりその他のペットや近隣の住民の方の迷惑になり最悪トラブルになる可能性もあります。
事前に近所の方に設置の報告をしたり、専門の業者に相談することをオススメ致します。
ライト以外でハクビシンを対策する方法
光での撃退はなかなか難しい事となるとハクビシン対策の有効な手段はどのようなものがあるでしょうか。
対策の一つとしてして、匂いを使って追い払う方法があります。
ハクビシンが嫌う匂いには下記のようなものがあります。
●ハーブ
●唐辛子
●石油溶剤
●ニンニク
●アライグマやタカなど天敵となる動物のフン
これらのような匂いを人工的に作った商品がホームセンターなどで売られていますので、購入してハクビシンの通り道となる場所に置いておくと匂いを嫌って近寄らなくなることが期待できます。
しかしハクビシンが嫌う匂いの商品に慣れてしまうことや時間の経過で匂いが薄れていったりすると効果が薄れてしまいます。
匂いを使ってハクビシン対策をするなら、こまめに新しいものに変えたりハクビシンがその匂いに慣れてしまう前に違う商品に変えたりするなどの工夫が必要になるでしょう。
また家の屋根裏に住みつかれてしまった際は捕獲するのが根本的な解決方法となります。
捕獲ゲージを設置して、ハクビシンの好むエサを用意しておびき寄せます。
ハクビシンは学習能力や警戒心が強い生き物です。
トラップを仕掛けた場所にブザーなどの音を加えることで嫌で危険な場所であると記憶しますので、もう来なくなることが期待できます。
ただしハクビシンは「鳥獣保護管理法」に指定されている動物ですので、許可や資格を得ていなければ捕獲や駆除をすることができません。
万が一、鳥獣保護管理法に違反してしまうと、「懲役1年以下もしくは1,000,000円以下の罰金刑」に処せられてしまいます。
そのため、資格や許可を持たない一般の方が捕獲対策を実践する場合には、事前に自治体に申し出をして説明を受け、許可をもらうことが必須となります。
本格的なハクビシン対策は業者に相談を
ここまでご自身で行える駆除や対策をご紹介してきました。
家の外だけならまだしも、家の中の屋根裏に住みつかれてしまうとなかなか厄介と言えるでしょう。
自分で追い出してもハクビシンなどの動物には帰巣本能があるため、一度棲みつかれてしまうとまた帰ってくる可能性も高いです。
侵入経路を完璧に塞ぐことができなければ、また帰ってきてしまいまた悩まされることもあります。
ハクビシンをしっかり駆除するなら、専門の業者にお任せすることをオススメ致します。
ハクビシンに限らず、専門の知識を持った業者なら駆除だけでなく再発防止のための侵入経路対策はもちろんのこと、ハクビシンのフンやダニの消毒から殺菌などの後処理もしっかりと行ってくれます。
このハクビシンのフンなどが病原体を運んできますので、人体に健康被害をもたらしますのでしっかりと清掃を行ってもらうようにしましょう。
お住まいの地域の害獣駆除の業者から最低3社程度は見積りを取って、現調まで行った上で比較して検討してみてはいかがでしょうか。