ゴミ箱を開けることも…イタチのゴミ荒らしを対策する効果的な方法は?
「最近ゴミ箱を荒らされていて、カラスだと思っていたら実はネコみたいな動物だった。これってもしかしてイタチ!?」
「イタチ」とは、日本に古来より棲息するネコ目イタチ科の小型動物で、沖縄や一部離島を除く全国に広く分布しています。
田園風景が広がる郊外から住宅やビルがひしめく都市部まで幅広く順応できることから、姿を見かけたことがある方も少なくないでしょう。
イタチは時として私たち人間にとって仇なすこともある害獣としての側面も持ち合わせます。
今回は不安を煽る厄介な「イタチ被害」をテーマに、
●ゴミの荒らしの他にも!イタチ被害について
●イタチのゴミ荒らしを対策する方法
●確実にゴミ荒らしを対策するなら業者へ
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
ゴミの荒らしの他にも!イタチ被害について
イタチはネズミと比較すると大きな体格をしているため、建物やそこに住む人間に対して発生する被害も著しいものがあります。
ここでは、頻出的なイタチ被害について解説しますので、皆さんも参考にしてみてください。
騒音(足音や鳴き声)による被害
イタチは夜行性の動物のため、人間が寝静まった夜中に活発に活動します。
そのため、睡眠不足やノイローゼ、躁鬱、ストレスなどさまざまな負の影響を及ぼします。
食害(食物やペット)による被害
イタチは肉食性の雑食のため、家庭採点や生ゴミ、人間が飼っているペットまで被害を及ぼす恐れがあるため注意しなければなりません。
破壊(建物や内装などの部材)による被害
イタチは屋根裏や壁の裏を根城にすることが多く、断熱材や構造体を破壊したり、糞尿により腐食させる恐れがあるため注意しなければなりません。
病原菌やウイルスなどによる健康被害
イタチはさまざまな病原菌の媒介者としても側面を持ちます。
その被害は下痢や嘔吐、発熱、アレルギー疾患など多岐に渡り、重篤化する場合もあるため注意しなければなりません。
イタチのゴミ荒らしを対策する方法
イタチの暴虐に対して、ただ手をこまねいていてはいけません。
しかし、対策を講じる前に注意しなければならないのが、「鳥獣保護管理法」です。
イタチは鳥獣保護管理法の管理下にある動物で、許可や資格を持たないものが駆除や捕獲をすることを固く禁じています。
万が一違反してしまった場合、「1年以下の懲役または1,000,000円以下の罰金」に処せられてしまいかねません。
そのため、ここでは一般の方でも実践可能な「イタチのゴミ荒らしを対策する方法」を紹介しますので、参考にしてみてください。
収納ボックスを設置しよう
イタチにゴミを荒らされないように、ホームセンターなどで購入できる収集コンテナを設置し、そのなかにゴミを収納しましょう。
プラスティックでは経年劣化や割れる恐れがあるため、スチールやアルミ製のものを使用すると効果的です。
忌避剤を設置しよう
ホームセンターなどで購入できるイタチ用の忌避剤を使ってイタチを近づけさせないようにしましょう。
忌避剤には、
●スプレータイプ
●固形タイプ
●ジェルタイプ
●粉タイプ
など、さまざまなタイプがあるので、被害状況に応じて使い分けるようにしましょう。
確実にゴミ荒らしを対策するなら業者へ
前述のとおり、イタチは鳥獣保護管理法によって捕獲や駆除に規制がかかっている害獣です。
そのため、資格や許可を有していない一般の方では対策が限られてしまいます。
中長期的にイタチ被害が続いてしまう場合、プロの害獣駆除業者に相談してみるのも得策といえるでしょう。
イタチ対策にかかる費用は、被害状況や広さ、作業内容や対策方法などによって金額が上下します。
ここでは、目安となる費用相場をお伝えします。
各項目ごとの相場は下記のとおりです。
・罠による駆除:30,000円から100,000円
・点検や毒餌の交換:10,000円から30,000円
・捕獲や個体の回収:20,000円から70,000円
・防除対策(侵入経路の閉鎖など):20,000円から100,000円
・清掃(フンや死骸の清掃・撤去・消毒):30,000円から100,000円
このような金額を目安としてください。
イタチ被害に中長期に悩まされている方は、まずはプロの害獣駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。