市役所ではイタチを駆除できない!自分で退治するしかない?
3月に入り、段々と暖かくなってきましたね。
梅や桜、菜の花などが見ごろを迎えるシーズンですが、草花が盛りを迎えるのと応じて、イタチやネズミなどの害獣被害も増加してきます。
イタチは日本各地に生息するポピュラーな野生動物ですが、建物内部に巣を作り被害を与える害獣としても知られています。
イタチが及ぼす被害は下記のように多岐にわたり、ネコぐらいの30センチから40センチほどの姿と攻撃的な性格から恐怖を覚える方も少なからずいるでしょう。
●天井裏や壁の中、床下を走り回る騒音被害
●糞尿などの悪臭
●害虫・寄生虫の発生
●人やペット・家畜への被害
●農作物への被害
こうしたイタチ被害に対して、どのような対策をしたらよいのでしょうか。
今回は、どうしたらよいのかわからない方に向けたご内容を紹介しますので、ぜひ一度ご覧ください。
市役所ではイタチの駆除はできない!
イタチ被害に困っている場合、市役所などの行政機関に相談してみようと考える方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、市役所ではイタチを含めた害獣駆除は対応できません。
なぜ市役所では害獣駆除をしてくれないのかというと、答えは単純明快で市役所は公的な行政機関だからです。
行政機関は地域住民の暮らしや地域経済の活性化ができるように様々なサポートやサービスを行います。
そのため、一個人の被害に対してのアクションは業務の範疇外となるわけです。
ただし、市役所などの行政機関では直接的なアクションが取れない代わりに、下記のようなサポート・サービス対応をしてくれます。
●捕獲罠の貸し出し
●害獣対策へのアドバイス
●専門業者の紹介
まずは、こうした行政機関に話を聞きにいってみるのも1つの方法といえるでしょう。
自分でイタチを退治するには?
「業者に頼む前に、まずは自分でイタチ対策をしてみよう!」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
プロの専門業者に頼むのが確実ではありますが、場合によっては個人の方でも対応することも可能です。
ご自身で対応するにあたって注意していただきたいのが、イタチを含めた鳥獣類は「鳥獣保護管理法」によって、捕殺が禁じられているという点です。
これらに違反した場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられてしまいます。
ただし、例外としてイタチやアライグマ、ハクビシン、ヌートリアなどの有害害獣は自治体からの許可があれば捕獲も可能です。
そのため、イタチ対策は基本的に「追い出し・再侵入予防」となります。
今回は、一般の方でも実践可能な対策方法について紹介しますので、参考にしてみてください。
イタチの嫌いな臭いで追い出そう
イタチは嗅覚が優れた動物です。
被害が出ている場所に、イタチの嫌いな臭いを発生させる対策方法です。
対策方法に使われるものとしては、木酢液・クレゾールせっけん液・害獣用忌避剤があります。
これらの液剤はホームセンターなどで簡単に購入することができるので難易度が低くオススメです。
光を当てて追い出そう
屋根裏や床下に棲み付いてしまったイタチに対してのライトを設置する対策方法です。
イタチは基本的に夜行性のため、屋根裏や床下に人感センサー付のライトを設置すると、驚いたイタチが逃げ出します。
上記のような方法でイタチを追い出した後、侵入経路となる穴を塞げばイタチ対策は完了です。
ただし、イタチは攻撃的な性格をしているので不用意に近づいてケガをしないように十分に注意して臨んでください。
イタチ駆除は専門業者に頼るのがおすすめ
「ご自身で対策しても手に負えない」
「自分でやるのは怖いし、難しい気がする」
そんな方は、プロの専門業者に一度相談してみてはいかがでしょうか。
しかし、害獣駆除業者を利用したことがなく、どのような会社に依頼するのが良いのかわからないという方が多いと思います。
なかには、法外な施工金額を要求してきたり、いいかげんな施工をする悪質な業者も少なからず存在します。
そんな業者に引っかからないように、信頼できる業者の選び方を事前に知っておくようにしましょう。
注意ポイントは下記のとおりです。
●事前に業者の施工実績や情報を調べる(インターネットや近隣住民より)
●アフターサービスや保障内容をチェックする
●複数社相見積を取る
●見積の内容でわからない点があれば、迷わず質問をする
こうした点を意識しながら、駆除業者を選別するようにしましょう。
イタチ被害は放置すれば放置するほど被害が拡大する傾向があります。
あなたご自身やご家族、大切な家屋にも影響を及ぼす場合もあるので、できるだけ早めの対策が肝心といえます。
イタチ被害にお困りの方は、害獣対策を行うプロの専門業者に一度相談してみてはいかがでしょうか。