アナグマ駆除したい!自分で退治する方法・業者の探し方をご紹介
「ずんぐりとしたタヌキみたいな動物が床下でガサゴソしているけど、なんの種類かわからなくて不安……」
その動物、もしかしたら「アナグマ」かもしれませんよ。
「害獣」と呼ばれるなかでも、「アナグマ」は一般的には馴染みの少ないですが、農作物への食害被害や家屋への被害を与える害獣として知られています。
今回は、そんなアナグマに対して自分で駆除する際の注意点、対策方法について重点的に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
アナグマは自分で駆除できる?
アナグマが与える被害が大きい場合、駆除を考えられる方も多いのではないでしょうか。
しかし、アナグマを駆除する場合、注意しなければならない点があります。
アナグマは「鳥獣保護管理法」という法律下で保護されている野生動物のため、駆除や捕獲が禁じられており、違反した場合には「100万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役」に科せられてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
鳥獣保護管理法とは、野生の鳥獣の保護と適正な管理のための法律であり、アナグマ以外でもクマやタヌキ、キツネ、カラスやハトなど多種類に及びます。
該当する動物を狩猟する場合には、「狩猟免許」と「自治体の許可」が必要となるので、一般の方は「追い出しや追い払い」など間接的な対策方法について考えなければなりません。
自分でできるアナグマ対策
鳥獣保護管理法で守られたアナグマの対策方法はどのようなものがあるでしょうか。
今回は、一般の方でも実践可能な方法をいくつか紹介しますので、被害状況に応じて参考にしてみてください。
鳥獣忌避剤を設置しよう
ホームセンターなどで購入することができる「高純度99.9%の硫黄成分配合 鳥獣忌避剤」を使ってアナグマ対策をしましょう。
使い方はシンプルで、被害が出ている付近に鳥獣忌避剤を撒いたり、ネットに入れて吊るして使います。
天然成分のため、時間が経つと効能が薄れてしまうので、定期的に交換するようにしましょう。
屋外に設置する場合、雨に塗れると効果が減退する期間がさらに短くなるので、濡れない対策をするか早めに交換するようにしてください。
害獣スプレーを撒こう
ハッカ成分が配合された害獣避けスプレーを使ってアナグマを追い払う方法です。
床下や屋根裏など、被害が出ている箇所にスプレーすることによってアナグマを追い払うことができます。
しばらくすると戻ってきてしまうので、追い払ったあとは再侵入されないように防除対策をするようにしましょう。
獣除け線香を設置しよう
屋根裏などの密閉空間での被害なら、獣除け線香が効果的です。
獣除け線香は、トウガラシの辛味成分であるカプサイシンが配合されており、その刺激臭を嫌がる動物を追い払うことができます。
人感センサー付ライトを設置しよう
動くものを感知して明るく照らす人感センサー付ライトを設置してアナグマを追い払うことができます。
ホームセンターなどで簡単に購入することができますが、なるべく光量が強いものを選ぶようにしましょう。
ライトの明かりに慣れてしまうと被害が再発してしまうことがあるので、注意してください。
ステンレスネットを設置しよう
追い出すことに成功したら再侵入を防ぐための対策をしましょう。
ホームセンターなどで害獣対策用のステンレスネットを購入することができますので、床下に繋がる部位や天井裏に繋がる換気口にステンレスネットを張りましょう。
接着剤やアルミテープで貼り付ける方法が簡単です。
経年劣化で剥がれてくることもあるので、1年に1度はチェックするようにしましょう。
おすすめのアナグマ駆除業者の探し方
今回は、アナグマの駆除に関しての注意点や 鳥獣保護管理法に違反しない形での対策方法を中心に解説してきました。
お伝えしたとおり一般の方がアナグマ対策をする場合、捕殺は禁じられているため追い出し対策など間接的な対策方法に限られてしまいます。
そのため、芳しい対策結果が得れず被害が長引いてしまうならばプロの害獣専門業者に相談してみましょう。
アナグマを含めて、害獣は対処が難しい場合も多いです。
施工実績が豊富な業者に任せるのが一番でしょう。
インターネットや新聞折り込みチラシで調べたり、隣人で害獣駆除業者に頼んだ方に情報を聞いてみるのもオススメです。
アナグマ被害にお困りの方は、一度プロの専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。