アライグマを見つけたら警察に連絡すべき?正しい対処法をご紹介
「床下からアライグマが出入りしているのを見つけた! 最近物音がしてたのはネズミじゃなかったんだ! どうしよう……」
床下や天井裏に現れるのはネズミが多いですが、時としてアライグマのような中型の動物が出入りしている場合もあります。
近くで見ると思った以上に大きく感じるので、少し怖い気もしますよね。
しかし、家や庭で目撃したなら放置しておくわけにもいけません。
今回は、アライグマ被害に対してどのような対処方法とるのがベストなのか、
●アライグマを見つけたら警察に連絡するのがよいのか
●アライグマに遭遇した時の対処法
●アライグマ駆除業者の選び方
の3つのテーマを解説しますので、ぜひご一読ください。
アライグマを見つけたら警察に連絡すべき?
結論から申し上げますと、アライグマを見つけた時に警察に連絡しても駆除や捕獲などの対応はできません。
理由としては、とても簡潔で警察官の業務外だからです。
警察官は私有地で起こった事案は、事件性がない限り立ち入ることができません。
つまりアライグマが私有地に現れたとしても、警察官は民事不介入なので対処できないというわけです。
そして、アライグマを含めた野生動物は「鳥獣保護管理法」という法律によって保護されております。
「鳥獣保護管理法」とは、野生動物の乱獲などを防ぐために定められた法律であり、「罠猟狩猟免許」や「地方自治体の許可」が必要です。
この法律に違反した場合、「懲役1年以下、罰金100万円以下」の刑に処せられてしまうことがあるので注意しましょう。
警察官は当然「罠猟狩猟免許」や「地方自治体の許可」を得ていないため、アライグマやハクビシン、イタチなどの中型の野生動物は、駆除資格を持った駆除業者が担っております。
また、大型の野生動物である鹿や熊、イノシシは猟友会の仕事です。
アライグマに遭遇した時の対処法
アライグマに遭遇した時はどのような対応をとるのがベストでしょうか。
「やってはいけないこと」・「やるとよいこと」それぞれまとめましたので、参考にしてみてください。
近づかない
アライグマは、テレビアニメのキャラクターに使われるようなカワイイ見た目をしていますが、実際は気性の荒い攻撃的な性格をしています。
不用意に近づいてしまうと、自分の身に危険が及ぶと感じたアライグマは、逆に人に対して襲い掛かってくることがあります。
野良猫を可愛がるような気持ちで近づくと手痛い反撃を食らう可能性があるので注意しましょう。
触らない(身体・排泄物)
上記と混在しますが、アライグマの身体や糞尿にはダニや寄生虫などが付いていることがあります。
狂犬病や回虫、マダニ由来のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)など死に至る危険性があるため注意しましょう。
忌避剤(獣除け線香や木酢液など)を設置する
アライグマが移動するのを確認したあと、ホームセンターなどで購入することができる忌避剤を設置しましょう。
前述したとおり、アライグマは鳥獣保護管理法によって捕獲や狩猟が禁じられています。
そのため、忌避剤を用いて近づきづらい環境を作るようにしましょう。
アライグマ駆除業者の選び方
防除対策で目に見えた成果が得られない場合、資格を有した専門業者に相談してみるのも良いかもしれません。
無数に存在する業者からベストな業者を選択するためのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
●近隣の専門業者を調査しよう(インターネットで調べたり近隣住民に聞こう)
●専門資格を有しているか確認しよう
●サービス(再発保証や定期点検など)の充実度を確認しよう
●調査見積時の対応を確認しよう(床下や天井裏の点検や説明が丁寧か)
●強引な勧誘(大幅な値引きやキャッシュバックで契約を迫ってくるなど)を行ってこないか確認しよう
これらのポイントを抑えたうえで、あなたのお宅にマッチした専門業者を探してみてはいかがでしょうか。