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ハクビシンを見つけたらまず何をすべき?絶対にNGなこと・やるべきこと


「最近、天井裏でガサゴソ音がしていると思ったら、ハクビシンが出てくるのをみかけた! どうしたら良いのだろう……」

ネズミと違いあまり馴染みが薄いハクビシンは、どうしたら良いのか、誰に相談したら良いのか、すぐに思いつかないので、本当に困ってしまいますよね。

ハクビシンはネコほどの大きさをした野生動物なので、対処方法を誤ると思わぬしっぺ返しを食らいかねません。

そこで今回は、そんなハクビシンについて、

●ハクビシンを見つけたら何をすべきか
●ハクビシンを見つけた時に絶対にNGなこと
●ハクビシン被害の再発を防ぐには?

の3つの項目について解説しますので、ぜひご一読ください。

ハクビシンを見つけたら何をすべき?

もし、あなたのお宅の敷地内でハクビシンを見つけた場合、何もせずにそっとしておくことが賢明です。

ハクビシンのような中型の野生動物は、人間に危害を加えられると感じると自衛のため人間に襲い掛かってくることがあります。
そのため、不用意に近づいたりすることは危険です。

ハクビシンが立ち去ったあと、敷地や床下、通気口などにホームセンターなどで購入することができるハクビシン対応の忌避剤を設置するようにしましょう。

ハクビシンは、ニンニクやトウガラシ、木酢液、石油臭を嫌うため、これらの嫌いな臭いが配合された忌避剤を置くことで、ハクビシンを遠ざけることが可能です。

ハクビシンを見つけた時に絶対にNGなこと

前述したとおり、ハクビシンを見かけたら近づいたり手を出したりしてはいけません。

ハクビシンのような野生動物は、体外内にさまざまなウイルスや寄生虫などを保有しています。
もし、むやみに触ったり、近づいた際にひっかれたり噛みつかれたりすると、以下のような病気にかかる危険性もあります。

●疥癬

ハクビシンが持つヒゼンダニ科のダニによって発症する皮膚病です。
皮膚に赤い発疹ができ、激しいかゆみが生じます。
人によっては、呼吸不全も引き起こすことがあるので要注意です。

●SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

ハクビシンに付着しているマダニが引き起こす感染症です。
発熱やかゆみ、動悸、内臓疾患、白血球の減少など、さまざまな症状が現れます。
正しい処置をしなかった場合の致死率が10%から30%にも及ぶので大変危険といえるでしょう。

そして、ハクビシンに手を出してはいけない理由としては上記の危険性以外にもあるのです。

ハクビシンを含めた野生動物は、「鳥獣保護管理法」という法律の元、原則捕獲や狩猟が禁じられております。
そのため、許可を得ずに捕獲したり狩猟すると違法行為にあたり、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」を科せられる可能性もあるので、注意してください。

ハクビシンの再発を防ぐには?

前述したとおり、大変危険なハクビシン被害を防ぐにはどうしたら良いでしょうか。
ここでは、ハクビシンを家に寄せ付けない対策方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

侵入口を塞ごう

ハクビシンは家の屋根裏や床下、倉庫などを根城にしてさまざまな被害を巻き起こします。
そのため、これらに通ずる侵入経路を特定して侵入口を塞ぐことが確実な再発防止策といえるでしょう。

一般家屋におけるハクビシンの侵入口としては、通風口、換気口、軒下、増築部分の継ぎ目、壁の穴が挙げられます。
こういった場所をしっかりとチェックしたうえで、ホームセンターなどで購入することができる金網やアルミネットで塞いでください。
アルミテープで貼り付けるか、アルミ線で結ぶか、侵入口の形状に応じて使い分けるようにしましょう。

庭木を剪定しよう

庭木が生い茂っていたり、屋根に枝が掛かっているお宅は、ハクビシン被害に遭いやすい状況といえます。
庭木が生い茂っていることで身を隠しやすく、屋根に枝が掛かっていると侵入しやすいためです。
そのため、定期的に庭木を伐採剪定することで、ハクビシン被害を防ぐことが可能です。
剪定した枝葉は忘れずに処分するようにしましょう。

これらの対策をしっかりと取り、ハクビシン被害の再発を防いでいくようにしましょう。

どうしてもハクビシン被害がおさまらない場合は、地域のプロの害獣駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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