ハクビシンの弱点はコレ!自分で退治する方法をご紹介
「屋根裏でゴソゴソ音がする! まさかハクビシン!? ネズミと違ってどんな風に退治すれば良いんだろう……」
ハクビシンはカワイイ見た目をしていますが、ネズミに比べて大きく実際はとても凶暴な性質を持っているため、危険な動物といえるでしょう。
発見したら、早急になんとかしたいと考える方も少なくありません。
しかし、ネズミと比べると馴染みが薄いハクビシンに対して、どのような対策を取れば良いのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなハクビシンに対して、
●ハクビシンの生態
●ハクビシンの弱点は?
●ハクビシンを自分で退治する方法
の3つ項目について掘り下げて解説しますので、ぜひご一読ください。
ハクビシンの生態
まずは、ハクビシンについてどのような生態なのか詳しく紹介します。
どんな生き物なのか知ることができれば自ずと対応もしやすくなることでしょう。
ハクビシンについて知っている方もそうでない方も参考にしてみてください。
ハクビシンの生態
ハクビシンは、中国や東南アジアに分布する特定外来生物に該当します。
夜行性のため、昼間はねぐらでじっとしており、夜になるとエサを求めて活動的となります。
本来は森林地帯に生息する生き物であり、木のうろや他の動物が破棄した巣穴を流用して住処としています。
しかし、近年はエサを求めて都心部でも生息域を広げており、要注意な外来生物です。
身体的特徴は下記のとおりです。
大きさ:50センチから110センチ
体重:4キロ前後
体色:茶色 頭から鼻にかけて白いラインが入っている
ハクビシンの食性
ハクビシンはなんでも食べる雑食性です。
野菜や果実、小動物、鳥類、昆虫や人間が捨てる生ゴミまであらゆるものを食べます。
ハクビシンの繁殖力
1年に1度、平均2匹から3匹ほどの赤ちゃんを出産します。
生まれた赤ちゃんは、生後10ヶ月ほどで出産が可能となり、妊娠期間は2ヶ月程度と短いため、あっという間に増殖してしまいます。
ハクビシンの弱点は?
ハクビシンの弱点を知ることができれば、それに応じた対応策を講じることができます。
ここでは、ハクビシンの弱点を紹介しますので、参考にしてみてください。
猫や犬
ハクビシンは臭いに敏感なため、猫や犬のような中型の動物の尿の臭いを苦手としています。
そのため、犬や猫をペットとして飼っているお宅の場合、ハクビシンを追い払うことが可能です。
猛禽類
ハクビシンはハヤブサやワシ、タカのような猛禽類が天敵です。
これら肉食の鳥類の縄張りにはハクビシンも近寄ることができません。
ペットでこれらの鳥類を飼っていればハクビシン対策にも有効的ですが、あまり現実的ではないかもしれません。
ハクビシンを自分で退治する方法
ハクビシン被害にお悩みの方は「早く駆除したい!」と考える方が多いでしょう。
しかし、ハクビシン対策には注意しなければならないポイントがあります。
それは、「鳥獣保護管理法」です。
鳥獣保護管理法とは野生動物の適切な保護を目的とした法律で、許可や資格なく捕獲や駆除をすることを禁じています。
違反した場合には、「1年以下の懲役または1,000,000円以下の罰金」となるので気を付けなければなりません。
そのため、ハクビシン被害に対して一般の方が対応する場合は、「追い払い対策」が一般的となります。
ここでは、一般の方でも実践可能な対策方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
獣除け線香を使おう
ホームセンターで購入することができる獣除け線香を使うことで屋根裏や床下に棲み付いたハクビシンを追い払うことができます。
蚊取り線香と同じように火をつけて設置するだけなので、お手軽です。
火を使うものになるので、取り扱いには注意してください。
木酢液を散布しよう
ハクビシンは嗅覚が優れているため、木酢液のツンっとする臭いを苦手とします。
ハクビシンが出没する付近に木酢液を散布することで近づくのを防ぐことが可能です。
木酢液は時間経過とともに効力が薄れるので、定期的に散布するようにしましょう。