家に出るネズミはコレ!種類ごとの見分け方・退治方法をご紹介
「壁の隙間からネズミが出てきたけど、なんか前に見かけたのと違う気がする……」
「ネズミってどんな種類のがいるのかな。危険なのがいたら心配なんだけど……」
私たちの身近なところでよく見かける害獣と言えば「ネズミ」ですが、実はいろいろな種類が存在します。
ネズミはとても小さな動物ですが、私たちに与える被害は時として計り知れないものがあります。
「ネズミ算」なんて言葉にもあるように有効的な対策を取らなければ、取り返しのつかない被害を被ることもあるので注意しなければなりません。
そこで、今回は厄介な「家に出るネズミ」をテーマに、
●家に出るネズミの種類
●家に出るネズミの種類ごとの退治方法
●ネズミが家に出る時は業者に相談を
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
家に出るネズミの種類
家に出るネズミはどのような種類がいるのでしょうか。
一般的によく見かけるのは下記の3種類です。
●天井裏や高所で出没する「クマネズミ」
●水場付近・低地で出没する「ドブネズミ」
●倉庫や物置、小さな隙間で出没する「ハツカネズミ」
皆さんが目にするネズミは、ほぼこの中のどれかに該当するでしょう。
今回は、これらの一般的によく出没する「ネズミの種類」について紹介しますので、皆さんのお宅に出るネズミと照らし合わせてみてください。
クマネズミはどんなネズミ?
クマネズミは、体長15センチから25センチほどの中型のネズミで、「警戒心が強く用心深い」「高所を好む」という特徴があります。
その特性から罠にかかりづらく、駆除が難しいネズミです。
フンは茶色または灰色で細長く不揃いで広範囲に散らばるので、このようなフンが落ちていた場合は、クマネズミの存在を疑いましょう。
ドブネズミはどんなネズミ
ドブネズミは、体長15センチから25センチほどの大型のネズミで、「獰猛な性格」「警戒心は弱い」「雑食性」という特徴があります。
その特性から慣れない方は駆除しようとした際に「噛まれてしまう」という被害が出ることがあるため、注意しなければなりません。
フンは茶色で、丸みを帯びた均一な形状をしています。
このようなフンが落ちていた場合は、ドブネズミの存在を疑いましょう。
ハツカネズミはどんなネズミ
ハツカネズミは、体長5センチから10センチほどの小型のネズミで、「おとなしい」「好奇心旺盛な性格」「とてもすばしっこい」という特徴があります。
足が速いため、目視で捕まえるのはなかなか難しいネズミです。
フンは茶色で米粒のように小さく先端が尖った形状をしています。
このようなフンが落ちていた場合は、ハツカネズミの存在を疑いましょう。
家に出るネズミの種類ごとの退治方法
ネズミの種類がわかれば、それに応じた対応方法を取るようにしましょう。
ここでは「ネズミの種類ごとの退治方法」を紹介しますので、参考にしてみてください。
クマネズミの場合
クマネズミへの対処方法は、天井裏や通気口のような高い場所へ粘着シートや殺鼠剤のような罠を設置するようにしましょう。
また、天井裏には獣除け線香を設置して追い出す方法もオススメです。
ドブネズミの場合
ドブネズミへの対処方法は、毒餌を置いた粘着シートを床下や家具や冷蔵庫の後ろに設置するようにしましょう。
ドブネズミは雑食性のため、毒餌と一緒に魚肉ソーセージを混ぜておくとおびき寄せる効果がアップします。
ハツカネズミの場合
ハツカネズミへの対処方法は、粘着シートの上にトウモロコシの粒やひまわりの種を毒餌に混ぜたものを置き、家具や冷蔵庫の隙間のような暗く狭い場所に配置するようにしましょう。
ハツカネズミは好奇心旺盛のため、罠にかかりやすいため、捕獲難易度は他の2種類に比べて下がります。
ネズミが家に出る時は業者に相談を
ネズミは、環境適応能力や学習能力が高いため、同じような対処方法を取り続けていると駆除の効率が低下してしまうことがあります。
中長期的に被害に遭い続けている場合、家屋へ計り知れない損害を与える恐れもあるうえ、病原菌やノミ、ダニのような衛生害虫の媒介者でもあるので、ご自身や家族の健康面にも悪影響を及ぼす危険性もあるため、注意しなければなりません。
そのため、ここまでお伝えした対策方法で、
「被害が収まらない……」
「しばらくしたらまた被害が再発してしまった……」
という方は、プロの害獣駆除業者に相談してみるのも得策といえるでしょう。
ネズミの被害にお困りの方は、一度プロの専門業者へご相談してみてはいかがでしょうか。