クマネズミがなつくって本当?かわいい姿に隠された怖さもご紹介
小さくコロコロとしたクマネズミは、一見ハムスターのように見えるかも知れません。
可愛らしい見た目をしているのでそう思わないかもしれませんが、実はネズミは害獣です。
日本の家屋にいるネズミは主にドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類です。
その中でも家の被害の9割はクマネズミによるものです。
クマネズミは10月くらいから家に出没し始め、1月~2月の真冬に最も頻繫に活動します。
寿命は長くて2年程度で繫殖能力が高く、年に多いと6回は出産して一回で5匹程度生まれます。
しかも生後3ヶ月程度で活動をし始めます。
このように繫殖力の高さから気がつくとあっという間に増えてしまいます。
クマネズミは運動能力が高く、高い所に登るのを得意にしており、そのため屋根裏や天井裏を好み潜んでいます。
このクマネズミにはどんな特徴があり、どのような生態なのでしょうか。
今日はクマネズミの実態についてご紹介致します。
そこで、今回は「一見カワイイクマネズミ」をテーマに、
●クマネズミがなつくって本当?
●クマネズミの好物は?
●実は怖い!クマネズミの被害事例
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
クマネズミがなつくって本当?
可愛らしい見た目のクマネズミですが、先述したように実は害獣です。
クマネズミの特徴はその名の通り、他のネズミに比べて体のサイズが大きく体長が15センチから25センチ程度あり耳が大きく、しっぽが長いことです。
野生のネズミを捕獲・保護などして、そのまま飼ったというような事例も聞きますがクマネズミは基本的には非常に警戒心が強いです。
ですのでまず人前に姿を表すことはまずないのでそもそもなつくことはまずないでしょう。
そもそもクマネズミは害獣のネズミの主要3種類のうち一つですので、飼ったりすることはオススメできません。
もし家にいるのなら駆除しなくてはいけません。
しかしながら、この警戒心の強さがポイントで高所を好む特性や殺鼠剤を察知する感の良さで家にいるクマネズミの駆除の難しさに繋がってきます。
クマネズミは賢い生き物で毒のエサやトラップなどになかなかかかってくれません。
そのためクマネズミを駆除するなら様々な対策を考えなくてはいけません。
クマネズミの好物は?
ネズミといえば雑食であることが一般的な認識でしょう。
クマネズミが好物としているのは米やイモなどの植物系の炭水化物です。
逆に肉や魚などのタンパク質はあまり好むことはないようです。
またリンゴやバナナなどのくだもの類や乳製品も好んで食べるようです。
このように好みはあるものの、基本的には雑食でお腹が空いているとなんでも食べてしまうようです。
このクマネズミの好物を利用して、駆除用の罠を仕掛けましょう。
ここでは2種類紹介しますので、参考にしてみてください。
1.かごタイプトラップを仕掛けよう
かごの中にクマネズミの好物の餌を入れて、対象がかごの中に入ったら出入口が閉まる仕掛けの罠です。
しかしクマネズミはカンが鋭く、かごそのものに警戒してしまうかもしれません。
数日は閉まる仕掛けを解除してクマネズミが安心したところを仕留めるのがいいかもしれません。
2.毒エサのトラップを仕掛けよう
これは単純にクマネズミが食べそうなものに毒を混ぜるやり方です。
これもエサを絞って毒を入れるとクマネズミに気づかれてしまいます。
そのため、好物となるものを中心に複数に仕掛けておくとよいでしょう。
実は怖い!クマネズミの被害事例
可愛らしい見た目とは裏腹にクマネズミが害獣だということがお分かりいただけたかと思います。
最後にクマネズミの被害事例をご紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
まずネズミですので何でもかじってしまいます。
先程紹介した好物などの食品を食べられてしまうだけではなく、配管のパイプや電気の配線をかじられてしまうとショートしたり建物へのダメージが懸念されます。
衣類や家具などをかじられる可能性もあります。
こうなってしまうと修理費や買いなおしになったりと、経済的な被害が出てしまうでしょう。
またネズミは体内に様々な細菌を持っています。
我々の人体に甚大な影響を及ぼす可能性が高いです。
色々なものをかじられたり、家に住まわれるとレプトスピラ症やサルモネラ、アナフィラキシーショックといった感染症を引き起こし健康被害をもたらす危険があります。
クマネズミは可愛い見た目とは裏腹に厄介な生き物といえるでしょう。
クマネズミ被害に悩んでいる方は放置しておかずに、一度プロの害獣駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。