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水で流すだけはNG?コウモリのフンを確実に掃除する方法

夕闇に紛れて空を闊歩するコウモリ。
都心部から郊外まで幅広く分布するため、姿を見かけたことがある方も少なくないでしょう。
コウモリは、私たち人間にとってさまざまな被害を及ぼす害獣としても知られています。

コウモリ被害で最も大きいものが「フン被害」です。
コウモリは特定の場所を根城とし、その付近に山のようなフンを排泄します。

そのため、洗濯物やベランダ、家屋などへ汚損被害を出してしまい、稀に私たち人間に対して病原菌の媒介者となってしまう場合もあるため注意しなければなりません。

そこで、今回は「コウモリのフン被害」をテーマに、

●コウモリのフン掃除は水で流すだけで十分?
●コウモリのフンを自分でキレイに掃除する方法
●フン被害を繰り返さないために業者に相談を

以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。

コウモリのフン掃除は水で流すだけで十分?

コウモリのフンはどのように掃除をすれば良いのでしょうか。
皆さんが一般的に思い浮かべるのは「ホースなどを使って水で流す」方法が多いかもしれません。

水で流す掃除方法も決して間違っていませんが、状況によっては注意しなければならない場合があります。
「フンを水で流す」ということは、フンが「どこかに流れる」ということです。

そのため、フンの移動先が下水道の配管などであればまだ問題となる可能性は低いですが、排水管がないような環境下では、「フンの汚染を拡大する」だけであり、衛生的にあまり好ましいとは言えない状況を作り出してしまいかねません。

コウモリのフンの掃除は、そのまま流水で押し流すのではなく、面倒でも「フンを事前に取り除く」のが理想と言えるでしょう。

コウモリのフンをキレイに掃除する方法については、次の項目でお伝えします。

コウモリのフンを自分でキレイに掃除する方法

ここでは、コウモリのフンをキレイに掃除する方法について紹介しますが、掃除するにあたって、しっかりと防護準備をするようにしましょう。

コウモリのフンにはさまざまな細菌やウイルス、害虫が棲み付いているのです。

一般的に確認されているのが、アレルギー疾患、喘息、狂犬病ウイルス、ヒストプラズマ症、アルボウイルス感染症などが知られています。

こうした症状は、微細化したコウモリのフンを細菌やウイルスとともに吸い込んでしまうことから発症してしまうため、注意しなければなりません。

そのため、ご自分で掃除をする場合にはこれから紹介するグッズを必ず装備してから実施するようにしましょう。

コウモリのフンを掃除する際のグッズ

■防護服
■防塵マスク
■防塵ゴーグル
■ゴム手袋
■ゴミ袋
■チリトリ
■ホウキ
■殺菌スプレー

これらのアイテムを装備したうえで、まずはコウモリのフンをホウキとチリトリを使ってかき集めましょう。
集めたフンは、ゴミ袋に入れて密閉するようにしてください。

コウモリのフンが落ちている場所を流水で流したうえで殺菌スプレーを空間に散布するようにしましょう。

使ったチリトリやホウキも忘れずに洗浄、除菌してください。

密閉したゴミ袋は早めに燃えるゴミに出すようにしましょう。

フン被害を繰り返さないために業者に相談を

ここまでお伝えしたとおり、コウモリのフンは私たち人間に取って恐るべき病気を蔓延させる恐れがあるため注意しなければなりません。

また、高所や閉所など一般の方が掃除する場所に入り込むのが困難な場合や、足腰が弱い方、ご高齢の方が作業するのは危険が伴います。

コウモリのフンを綺麗に掃除しても、根本的なコウモリ被害を解決しなければ、元の木阿弥といえるでしょう。

コウモリ被害を撲滅するにあたって注意しなければならないのが、コウモリも含めた野生動物は、「鳥獣保護管理法」によって許可や資格なく駆除や捕獲をすることが禁じられている点です。
万が一、鳥獣保護管理法を抵触してしまった場合、「1年以下の懲役または1,000,000円以下の罰金」
に処せられてしまう恐れがあるため対策を実施するには、注意しなければなりません。

そのため、一般の方がコウモリ被害を食い止めるにはなかなか困難である場合が多いのです。

中長期的にコウモリ被害に困らされている方は、一度プロの害獣駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。
 

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