屋根裏のコウモリを追い出したい!今すぐ試したい対処法まとめ
「天井裏で羽ばたく音が聞こえる!まさかコウモリ!?」
夕闇になると姿を現す夜行性のコウモリたちは、日中は暗く静かな場所に潜んでいます。
橋脚の下やビルの換気口、そして私たちの生活空間たる家の屋根裏に棲み付くことがあります。
今回は、屋根裏に棲み付くコウモリをテーマに
●屋根裏にコウモリが棲み着く原因
●屋根裏のコウモリを追い出す方法
●屋根裏のコウモリは業者に駆除してもらうのがおすすめ
の3つの項目について掘り下げて解説しますので、ぜひご一読ください。
屋根裏にコウモリが棲み着く原因
コウモリがわざわざ屋根裏に棲み付いてしまうのはどうしてでしょうか。
日本の家屋に棲み付くコウモリは「アブラコウモリ」という種類で、わずか5センチほどの体長しかありません。
コウモリは身体がとても柔らかいため、わずかな隙間からでも侵入することが可能です。
そのため、換気口や壁や屋根のちょっと隙間からでも簡単に屋根裏に侵入することができてしまいます。
今回は、屋根裏にコウモリが棲み付いてしまう原因をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
雨風から身を守るため
外で暮らす生き物は、天候によって雨や台風、雪などの影響を受けることがあります。
コウモリも雨に濡れたままでは健康によくないので、どこか雨や雪、風の影響を受けない環境を探し求めます。
家屋の屋根裏は適度に通気があり、雨や風、雪の影響を受けない恰好の場所のため、コウモリが棲み付いてしまうのです。
暗く温度変化が少ない環境のため
コウモリは夜行性のため、暗く温度変化が少ない環境を好む傾向があります。
近年の家屋には、断熱材がふんだんに使用されているため、コウモリたちにとって暗く温度変化が少ない屋根裏は絶好の住処となるのです。
エサ(小型の昆虫)が多いため
コウモリがエサとしている虫は、蛾やハエ、ユスリカのような小型の昆虫です。
こうした昆虫は、家の照明や街路灯に引き寄せられる習性があるため、コウモリにとっては寝床と餌場が近いという大きなメリットがあります。
屋根裏のコウモリを追い出す方法
コウモリを追い出す前に注意しなければいけないポイントがあります。
それは、「鳥獣保護管理法」です。
鳥獣保護管理法とは、野生動物を保護するための法律であり、資格や許可がなければ捕獲や駆除をすることはできません。
コウモリやカラス、鳩のような一般的によく見かける種類の動物はこの法律の管理下に置かれています。
そのため、資格や許可を持たない一般の方のコウモリへの対処方法としては、直接危害を加えない「追い払う」対策が主となります。
ここでは、一般の方でも実践可能な対策方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
LEDセンサーライトを設置する
コウモリは暗い環境を好みます。
そのため、コウモリがねぐらにしている場所にホームセンターで購入することができるLEDセンサーライトを設置することで、コウモリを驚かせ追い払うことが可能です。
ハッカスプレーを撒こう
ホームセンターで購入することができる、ハッカなどコウモリが苦手とする成分を含んだスプレーを撒くことでコウモリを追い払うことが可能です。
注意点としては、時間経過とともに効果が薄れてしまうので定期的に散布するようにしましょう。
獣除け線香を設置しよう
ホームセンターで購入することができる獣除け線香を設置することでコウモリを追い払うことができます。
蚊取り線香と同じく煙が充満するまで時間がかかるのでじっくり待つことと、火の取り扱いには十分注意するようにしてください。
屋根裏のコウモリは業者に駆除してもらうのがおすすめ
今回紹介したような一般の方でも実践可能な方法も試しても、
「コウモリを追い払うことができない」
という方は、専門の業者に相談することも考えましょう。
前述のとおり、コウモリは「鳥獣保護管理法」で駆除や捕獲を行うには資格や許可が必要です。
そのため、一般の方が行う施策には限界があります。
しかし、資格や許可を得ているプロの業者ならば、より有効的な対策方法を提示してくれることでしょう。